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安田 希代美
福島県郡山市出身 ブログと体を鍛えることが趣味の天然石アクセサリー作家 主婦歴23年の諦めない40代
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農業って面白い！
二本松市 - 2013年09月09日
「実際に農業体験すると、面白いって言う声を聞くんです！」
真っ黒に日焼けした渡邉泰典（わたなべたいすけ）さんは、中央大学・理工学部3年生で、東京で食の学生団体eat-happyの代表を務めている。自転車で全国を回ることが趣味という渡邉さんは、震災後に、自転車の旅で初めて福島を訪れた。その際、緑の美しい磐梯山をみて、福島を身近に感じるようになった。縁があり、浪江町の仮設に来訪、団体での食のイベント活動で飯坂町を訪れる等、福島へ来る機会が増えた。今回、福島大学の大学生が手掛けるスタディツアーに参加し、二本松市東和地区を訪れ、個人で延泊し民泊体験やトマトの新芽取りなどの農業体験をした。また地元の油脂生産工場も訪れ、販売までに地域で行う取り組み等の現場の意見に耳を傾ける。
「自分が主催する団体でも、農業体験といっても来てくれない。農業を織り交ぜながら、趣味や好きな歌手、色んなカテゴリーの好きな事をもっている人達が、食を通じて、さらには農業というものを身近に感じられるようにイベント開催したい」意欲をみせる。さらに「来るまでがハードル、でも来て知ることによって、興味を持つ人がいるのも事実。来るまでの一歩が大変だけれど、まずは農業の現場に来てみてほしい」と話す。福島県の農業は、原発事故による放射線への懸念から、農業も然り、様々な意見が飛び交っている。しかし現場を「知ること、自ら体験すること、行動すること」はとても大切だ。渡邉さんの「将来は農業関連の仕事やグリーンツーリズムなどをしていきたい」と夢を語る姿は、とても印象的だ。
過疎化、少子高齢化等の社会問題も日本の課題として挙げられるが、さらに食の問題も考える必要があるのではないだろうか。「放射線」が取り巻く今の福島の農業の問題を自らの問題として考え、に体験を通して食の現状を知ることは、「日本の食の未来」を考えることでもある。二本松市東積極的和地区では民泊体験、農業体験などもできる宿が増えつつある。ぜひこの秋、東和地区での農業体験をお勧めする。もしかすると、人とのご縁と相まってここが第二の故郷となる人生にとって貴重な副産物も得られる機会となるかもしれない。
情報レンジャー関連動画】
【関連サイト】
レポート：鈴木さとみ｜情報レンジャー＠福島