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たなつもので食の情報発信

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たなつもので食の情報発信

福島市 - 2013年07月26日

マクロビオティック(以下、マクロビ)が身体に良いとされるのは聞いて久しいところだが、福島市中心部に、マクロビの基本「身土不二」「一物一体」を食を通して情報発信する店舗がある。

「たなつものSHOKUDOU」は、今年の5月福島市パセオ通り沿いに新規オープンした飲食店。明るく開放的な店舗には入り口に、販売用として穀物・雑穀やオイルなどの商品も並べられ、ランチやディナータイムにはマクロビ、福島県産の食を楽しむ人で席が埋め尽くされる。NPO法人Leaf理事長兼、店舗経営をする株式会社GNS廣田裕介専務取締役にお話を聞いた。

「たなつもの」とは、古語で「種のもの」を意味する。震災以前より、二本松市の実家で穀物・雑穀・食用オイル等を販売していた為、馴染みがあった商品をたなつものブランドとして販売することとした。マクロビは、その時期にとれた地場のものをまるごといただくという昔ながらの日本人の食習慣だが、原発事故後は地物、福島県産農産物の安全性への懸念から放射能分析書をつけても避けられる傾向にある。そこで震災後立ち上げたNPO法人Leafでは、風評ならびに実被害に対して、農産物の土壌性質・除染・栽培管理などを見直し、最新情報を公開。また検査機械を導入し、日本基準より厳しいウクライナ基準を指標とし、(日本基準100Bq/kgに対し、ウクライナ基準は、主食20Bq/野菜40Bq/果物70Bq)科学的な検査結果をウェブ上で公開し、データの見える化を実施している。

廣田さんは「地産地消は、福島の食と農の再生となる」と話す。ここ福島の地で、農業生産者と共存し、生産した農産物の消費を担うことは、農業再生の重要な鍵となる。その為に、消費者に県産農産物の検査で数値を確認できるシステムを作り、店舗で料理として提供・消費しながら、食の情報発信をし続ける。消費者には県内外問わず放射線数値に関わる、より正確な知識を身につけて、食に対して自らの判断基準をもつことが今我々消費者の急務な課題として問われている。その土地のものをいただく伝統の食習慣の見直し、生産者・専門家の知見や意見を聴くこと、その土地の農産物を含めた生産者と共に暮らす大切さを感じ、その上で、科学的情報を収集・精査しながら、自然の理に即した行動をとるべきではないだろうか。改めて日常の食習慣を見つめ、福島で食の情報を発信する『たなつものSHOKUDOU』にも、ぜひ訪れていただきたい。

 

たなつもの商品や食品の基準に関しての情報はこちら

たなつものSHOKUDOU

株式会社GNS

NPO法人Leaf

 

レポート:鈴木さとみ|情報レンジャー@福島