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筑紫女学園高校修学旅行 後編

福岡県福岡市の筑紫女学園は、明治30年に創設された中高一貫教育の私立学校です。... - 2013年12月15日

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    加藤 隆介 (~2014.4まで)

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筑紫女学園高校修学旅行 後編

南三陸町 - 2013年12月15日

福岡県福岡市の筑紫女学園は、明治30年に創設された中高一貫教育の私立学校です。中等部と高等部を併設し、「自律・和平・感恩」を建学の精神とするこの学校は、さまざまな部活動やボランティア等も積極的に活動しています。
平成24年10月、学校では宮城県南三陸町にて被災地のがれき撤去作業や地元の児童とのふれあいに従事する研修旅行を実施しました。中嶋利昭校長はこの研修に参加した生徒たちの変化をみて、被災地には生徒たちに学びを与える力があると感じたと言います。実際に被災地の状況に触れ、地元の人間の声を聞くことを通じて、自校の生徒たちに日常生活が平穏に送られることへの感謝と、積極的な社会への関心をもたらすきっかけを作りたいと考えていました。
そして平成25年12月、学校では高等部2年生の修学旅行の5つの旅行先に「東北・関東コース」を設定しました。旅行先は生徒たちが自由に選ぶことができるため、当初はそれほど希望者もいないだろうと考えてバス1台程度での行程を用意していたところ、予想外に希望者が殺到。最終的には全67人の生徒が宮城県を訪れました。4泊5日の行程では、南三陸町を拠点に名取市と南三陸町、石巻市で被災者の体験談を聞き、気仙沼市の沿岸で防災林の植樹ボランティアに従事した2泊3日間の行程のうち、南三陸町と気仙沼市での活動に同行しました。

旅行2日目の12月15日の夜、宿泊するホテルの大会議室に生徒・職員が全員集まり、これまでに現地で見聞きしたことや感じたことについて発表し合いました。前日から被災地の語り部に聞いた話、仮設商店街での交流、振り返ってこれまでの自身と家族との関わり方、自分の進路や将来像、そして社会との関わり方など、今回の旅行で気づいたことや決意について2時間にわたり話し合いました。今回の旅行で得たものについて、5人の生徒さんからお話を伺います。

筑紫女学園高等学校

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木村 敏之|情報レンジャー@宮城