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4年ぶりの田植え

居住制限区域の浪江町酒田地区。農地除染を行い震災後4年ぶりの田植えが行われた。... - 2014年5月16日

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4年ぶりの田植え

浪江町 - 2014年05月16日

居住制限区域の浪江町酒田地区。農地除染を行い震災後4年ぶりの田植えが行われた。

表土が5cm剥ぎ取られた水田に、約40世帯の酒田農事復興組合が協力し営農再開に向けた第一歩の当日は晴天。井上 信治 環境副大臣をはじめ、 浮島 智子 政務次官等、環境省はじめ多くの関係者らが浪江町役場を訪庁、町長や町内の農業関係者も列席した。

田植えを始めるにあたり今までの経緯や、農家の想いを聞く機会が設けられた。「田んぼに柳や雑草が生え、もう再開は無理か?と諦めた時期に除染が始まり、今日を迎えられたことが嬉しい。」それを聞いた役場関係者の中には涙ぐんだ人もいた。

農家は避難先から片道1~2時間かけて農地へ通っている。今回は試験栽培という事で地区内2つの土地で田植えが実地された。「4年ぶりでも体が農業を覚えている。今にでも自分の土地で田植えができそうだ」と言う声が聞こえてきた。強風の中、2人の代表者が作付をしている姿を笑顔で見守る姿があった。

収穫される米は放射能検査で基準値を下回れば、イベント等での活用が予定されている。「農家は子供の代に引き継いでいる。その世代が安心して営農に取り組めるようになってほしい」と語ってくれた男性の言葉が印象的だった。「田植えを契機に、ますます復興に力を入れて行きたい。」町長が力強く話してくれたように、復興の見える化を垣間見た。

酒田地区の放射線量は、H26年5月22日現在で0.684μSv/h
リアルタイムは、原子力規制委員会のウェブサイトで紹介している http://radioactivity.nsr.go.jp/map/ja/area.html

レポート:安田 希代美 |情報レンジャー@福島