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徹底した農産物モニタリング

郡山市 - 2013年02月27日

放射線量の検査数は全国一ではないかという、福島県の農林水産物モニタリングは、安全性の確認と消費者への正確な情報提供が目的。検査に取り組んでいる郡山市の県農業総合センター安全農業推進部の平子喜一部長を取材した。

センターでは米と牛肉の全量検査のほか、卵や魚も対象としている。果物などは種類によって食べる部分が異なるため、リンゴなどは皮を含めて検査するという念の入れ方。野菜のモニタリングは正確な数値を出すため、細かく刻んで検査容器に隙間なく詰め込む。電動ミキサーでは品物を変えるたびに分解して洗浄しなければならず、万が一汚れが残った場合を想定して作業は全て手作業。

作業器具も包丁を除いて使い捨て。出荷の是非を判断する検査だけに正確さが求められる。ゲルマニウム半導体検出器によるモニタリングは一日に最高200種類。放射性物質は75種類見分けられる装置だという。

震災直後はヨウ素やセシウムなどが検出される野菜もあったが、現在は殆どの産物から放射性物質は検出されなくなった。24年産の米は全量検査したが、県内の農産物全部を検査することは物理的に不可能。線量の高い地域や生産量が多い地区は網の目を細かくして検査数を多くし、基準を超えた場合は市場に出回らないようにしている。

「ヨウ素やセシウムのほかは測っていないので不安だ」と言う人もいるが、プルトニウムやストロンチウムは福島市の原子力センターで計測、飲料水なども注視している。避難区域外で測定した結果、震災前に比べても数値の増加は見られないことから食物にも移行していないと判断、農林水産物でもそれらの検査はしていないという。

中には「放射性物質はゼロでなくてはならない」と考える人もいる。1945年以降の東西冷戦時代、核実験を通して地球上には約10トンものプルトニウムが放出された。原発事故以前の農林水産物にも当然、検出限界値未満ながらゼロではなかったと想像される。現在は天然のキノコや山菜、一部の魚など吸収しやすい種類を除いて殆どの食べ物から放射性物質は検出されなくなった。こうした取り組みが功を奏して県内の農林水産物の販売は回復基調にあるが、未だ価格の低迷などは続いている。

県農業センターは予約制で見学も出来る。不安に思うことは実際に見て質問することで、検査体制の安全さを理解する人が増えるに違いない。

福島県農業センター

レポート:安田 希代美 |情報レンジャー@福島