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仮置き場と除染現場 農地視察

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仮置き場と除染現場 農地視察

浪江町 - 2013年12月06日

初めて防護服を着た。「この数値ちゃんと写真撮ってよ!」と頼まれた浪江町の帰還困難­区域では、地面に置いた放射線測定器の測定上限を超える箇所もある。その中で除染作業­員が働く様は、まるで異次元の世界に見えた。
 
環境省は特別地域内除染実施計画に基づき、仮置場確保などの除染業務発注に必要な条件­が整った地域から本格除染の発注を行い、浪江町も本格除染及び先行除染が25年10月­から始まった。帰還困難区域の中で農地中心の大堀地区と、住宅地の割合が多い井出地区­の除染の進捗状況の一例は、6~8μ㏜あった場所も2~3μ㏜の減少が見られ、一定の­効果はあったようだ。

農地の復旧と地域農業の再生を図るため、農地の保全管理や営農再開に向けた提言及び実­証等を行うことを目的とする民間団体「浪江町の農業・農地を考える会」の現地視察に同­行した当日は、避難指示解除準備区域にある、野菜の実証栽培地2か所も訪れた。

畑のモニタリング協力男性は、町外から週に1~2度浪江町に通い、反転耕などの除染を­しながらダイコンやハクサイなどを作っており、検査時期や野菜の種類ごとに県の職員や­町職員との連携の上、注意深く数値を調べている。原発事故後風向きの影響で、放射線の­数値が0.1~0.25μ㏜と低い地域なこともあり、ハクサイやダイコン、ホウレンソ­ウから放射性物質は検出されていない。

担当農家が「農作業は実に癒されるんです」と発せられた言葉に参加者一同も和んだ。浪­江町は中心部が海岸寄りで比較的放射線が低く、数年後には住民の帰町を視野に入れ動い­ている。故郷に戻ってからも営農や家庭菜園ができるよう、今から科学的にも心理的にも­、現状を把握して行動を起こせる”きっかけ”の官民一体となった新しい取り組みが始ま­った。

レポート:安田 希代美 |情報レンジャー@福島