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安田 希代美
福島県郡山市出身 ブログと体を鍛えることが趣味の天然石アクセサリー作家 主婦歴23年の諦めない40代
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相馬野馬追の復興イベント
二本松市 - 2013年11月10日
浪江町民が大勢避難をしている二本松市では、菊人形が11月17日まで開催されており、会場になっている霞ヶ城公園で相馬野馬追の復興イベントが開催された。相馬野馬追とは馬を追う神事で、5つの郷～宇多郷（うたごう）・北郷（きたごう）・中ノ 郷（なかのごう）・小高郷（おだかごう）と、標葉郷（しねはごう）から構成されている。
町役場産業・賠償対策課の職員に話を伺った。標葉郷（しねはごう）騎馬会は、浪江・双葉・大熊三町から県内外に避難している騎馬会員から構成されており、他の４郷は相馬市と南相馬市。震災後の馬は一部、旧中村藩士族の農家や野馬追参加者により飼育しているが、浪江町は原発事故の影響で地元飼育が出来ないため「殆どが乗馬クラブ等からのレンタル」と語った。
当日は通常の祭り出陣式を再現した『相馬流れ山』も斉唱された。口上の実演では本番さながらの雰囲気で、寒風吹き荒れる中にも関わらず見物客が足を止めて見入っていた。乗馬しての写真撮影では男の子が嬉しそうに写真に納まる姿が印象的だった。
1868年の戊辰戦争で中村藩が明治政府に敗北した際、野馬追は一度消滅した過去がある。
浪江町は町内の殆どが未だに居住できない状況の中、イベント当日は愛知県で行われたＢ-１グランプリで「なみえ焼きそば」の浪江焼麺太国がゴールドグランプリを受賞した。この日の騎馬数は少なかったものの、町民の熱い心意気で「必ずや復興を成し遂げる」と信じてやまない。
レポート：安田 希代美 |情報レンジャー＠福島