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    安田 希代美

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帰町に向けて…

浪江町 - 2013年10月01日

町民の避難が続く、浪江町役場本庁舎にうかがった。本庁舎には、本年4月から帰町準備室、6月から復旧事業課が配置されており、10月1日からふるさと再生課が開始された。ふるさと再生課では、町内の除染、ガレキ処理、津波被災地対策等を本格的に進める。

町庁舎内に入舎すると、目の前にポケットモンスターのショーケースが目に入る。町とポケットモンスターの生みの親、田尻智氏によるご縁が案内板に表記され、自然豊かなこの町でこの有名なキャラクターの構想が育まれた素敵な場所なのだと、改めて感じる。

現在、町では除染にあたり49行政区の区長らと除染についての話しあいが進められており、平成29年3月の帰町に向けインフラ整備等を進めて行く。10月1日より開始となった「ふるさと再生課」の白戸智副主査にお話しをうかがった。「平成23年度に内閣府による除染モデル実証事業が行われており、自衛隊が除染作業をし、平成24年には交通設備を含む拠点除染をしている。そして、本年は酒田行政区にて仮置き場が決定し、環境省と共に本格除染を進めている」と、除染の状況を話してくれた。併せて帰町にあたり、町民への協力への呼びかけもあった。

中心部の駅舎、家屋は人が住まなくなって2年半が経過、荒廃が進むなか、他地域に避難を余儀なくされる町民の現在の生活環境も考慮すれば、課題は大きいのかもしれない。高線量地域のある行政区も混在する浪江町は、除染をはじめ、損壊したインフラ整備、家屋の補修も含めた住環境の確保が鍵となり、帰町には町民の協力が不可欠だ。帰る帰らないという各人の選択はもちろんある。しかし、ふるさとはずっと家主の帰りを待ち続けている。

浪江町役場

 

レポート:鈴木さとみ|情報レンジャー@福島