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南相馬復興土俵入り
南相馬市 - 2013年08月05日
震災の年から今年で3回目になる日本相撲協会主催による「復興土俵入り」が南相馬市で行われた。
市スポーツセンターで開催された土俵入りには、相撲力士ら33名の競技・演舞鑑賞に市民ら1,100名が訪れた。南相馬の子ども達が参加した「子ども稽古」では、大きな力士を相手に2〜3人掛かりで必死に挑んでいた。復興への願いを込めた相撲甚句や禁じ手を笑いを交えながら見せ物にする初切（しょっきり）でのパフォーマンスで会場を大いに沸かせた。また握手会では、多くの人が横綱や大関にサインを求め並ぶ姿が印象的だ。振る舞われたちゃんこにも大勢の人が立ち並び、会場は多いに盛り上がった。また相馬市では、横綱白鵬らの相撲団が同様の復興土俵入りを行っている。
南相馬市に土俵入りした横綱日馬富士は、「南相馬市の復興について温かく迎え入れていただき、またみなさんの元気な姿に逆に勇気をもらいました。頑張ります」と話す。日本相撲協会 巡業部・大山進副理事は、復興土俵入りに対し「初切（しょっきり）で笑っていただいたり、楽しんでいただけてよかったと思う。日本相撲協会としても今後もこういった活動を続けて行きたい」と語る。
先月7月27日から29日まで相馬野馬追が行われ、活気をみせていた相馬地区。伝統行事に馴染みの深い地区での土俵入りは、人に元気と笑顔を取り戻させていた。
情報レンジャー動画はこちら
相馬野馬追2013
レポート：鈴木さとみ｜情報レンジャー福島