助けあいジャパン 情報レンジャー

二本松市 - フォトリポート ボランティア 学校

再会 歓談 つながり 青い空

川俣町出身で、浪江町等から避難を余儀なくされている人を対象にした「被災者支援ハ... - 2013年7月10日

さまざまな支援のカタチ

福島県浪江町の動画をすべて見る

福島県 > 浪江町 > 再会 歓談 つながり 青い空

現在の福島県 情報レンジャー
福島県 情報レンジャー
  • 安田 希代美

    安田 希代美

    福島県郡山市出身 ブログと体を鍛えることが趣味の天然石アクセサリー作家 主婦歴23年の諦めない40代

  • tsugunori-chiba

    千葉 胤典

    福島県田村市出身 筋トレ本が好き、ちょっとメタボな30代。

  • Satomi-Suzuki

    鈴木 里美 (~2014.3まで)

    福島市出身&現在住 放浪渡豪経験のある、歌とコミュニケーションが大好きな人間W@TCHER & 傾聴M@NIA

  • Takuma-Nishizawa

    西澤 拓真 (~2013.8まで)

    福島市出身 デジタルガジェット大好きいつもネットにつながる事が生き甲斐のインドア一番下っ端の20歳

  • michi-ishizuka

    石塚 通 (~2013.3まで)

    福島県郡山市出身郡山在住 犬と子どもとわが町大好き!常にポジティブグラフィックデザイナー

  • Kiyotaka-Ono

    小野 清隆 (~2013.3まで)

    福島県伊達市出身 二匹の愛犬 プリンとラブを連れてキャンピングカーで日本一周を夢見る50代

  • Katsuhiko-Watanabe

    渡部 克彦 (~2013.3まで)

    福島県会津若松市出身 無口 慎重派 興味を持ったことに時間を忘れて没頭する子ども溺愛親父

サポート企業

Supported by

再会 歓談 つながり 青い空

二本松市 - 2013年07月10日

川俣町出身で、浪江町等から避難を余儀なくされている人を対象にした「被災者支援ハイキング」を月一度実施している、二本松市の佐藤昌弘さんを訪ねた。故郷が計画的避難区域となり、隣接する浪江町と飯舘村は全町・全村避難になった事から、趣味の登山を生かし「ボランティアをしたい」と考えたと言う。現在は毎月の行事に加え、毎週月曜日には岳公園グラウンドで体操や卓球等を企画、約10名の方が参加し『再会』『歓談』『つながり』を持っている。

佐藤さん夫妻は岳温泉に位置する『青い空』のオーナーでもあり、自然体験を中心としたフリースクールを今年4月に開設したばかり。取材当日は水曜恒例の食育の日。富岡町から避難してる女子中学生が、奥様の千恵子さんから講座を受けていた。ご主人は神奈川県横須賀市で28年間、数学を指導した経験があり、千恵子さんは食育インストラクターの資格を持っている。高地の冷涼な気候の中のびのびと学習が行われていた。

この日のは、二本松市の郷土料理『ざくざく』(野菜やコンニャク、鶏肉などを采の目切りにして煮込んだ汁物)と、ヒジキの煮物、生徒の祖母の家庭料理『キュウリの味噌マヨネーズ』が実習された。キュウリは食べる直前に敷地内の畑から収穫実践が行われた物。刺が多い事に驚いたようだが新鮮な野菜は音から異なった。土地は敷地購入の際、比較的放射線量が低い地域だが念の為に表土を入れ替える措置をしたと言う。

そこまでした理由は、幼児が参加できる「森のようちえん」の構想や、夏休みなどの長期休暇に周辺の小中学生も参加可能な「野外自然学校」を開催し、キャンプなども実施する夢があるから。スクールには通所できる地域に住む小学生から20歳までが受け入れ対象、リフレッシュクラブも現地集合か、無理な場合は近隣の仮設であれば送迎も可能と、利用する側への配慮が感じられた。

夫婦は震災時、神奈川県在住で相当な覚悟を持ちUターンしてきた。「厳しい寒さで夜中に目が覚める経験は初めて」と語った千恵子さんだが、福島県民が親切で嬉しいと言う。『智恵子抄』に出てくる「本当の空」を彷彿とさせる屋号『青い空』のように、福島再生の想いが強い二人だった。

リフレッシュ・クラブや、フリースクールについての詳細は
「青い空HP」 をご覧ください。

レポート:安田 希代美 |情報レンジャー@福島