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安田 希代美
福島県郡山市出身 ブログと体を鍛えることが趣味の天然石アクセサリー作家 主婦歴23年の諦めない40代
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双葉は人(ひと)つ！
いわき市 - 2013年06月17日
原発事故から約2年3ヶ月が経過し、福島県の避難市町村のうち唯一、県外（埼玉県加須市）に役場機能を置いた双葉町がいわき市東田町（旧福島地方法務局勿来出張所跡）に双葉町役場いわき事務所を17日に開所した。第一次避難所の旧騎西高等学校避難所には現時点で約100人超の住民が避難している。今後は埼玉県内に避難している約700人の町民に対し11人の職員が業務にあたることになっている。しかし住民の中には、町本部がいわき市に移転することにより不安を訴える町民がいることも事実だ。
埼玉県から福島県いわき市に本部を移した背景には、5月28日に実施された避難区域再編に伴って、インフラ等の復旧や、前年度から計11回実施されている復興まちづくり計画の実行へ向けて行政サービスの充実をさせる意向もあると思われる。「仮の町」構想の実現や、町内コミュニティの再建、帰町へ向けたシナリオ、除染の問題など、課題は山積している。伊澤史朗町長の下、いわき事務所67人、埼玉支所11人の職員の課題に取り組む姿勢とともに福島県内外の叡智が求められよう。開所式において双葉郡町村会 松本広行会長が「ふたばは人（ひと）つ！」と述べた言葉は、双葉8町村はもとより、福島県の復興再生の合言葉になるはずだ。
レポート：西村 恵理子｜ふるさとの絆 電子回覧板統括