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ならは男飯！
会津美里町 - 2013年06月14日
楢葉町から避難している男性向けに開催される料理会「男飯」を体感すべく、大沼郡会津美里町にある宮里応急仮設住宅に伺った。今年度2回になる「男飯」は、中国出身の先生から教わる中国家庭料理の代表格、餃子。10時から始まった会には、仮設住宅から4名の男性が参加した。
楢葉町会津美里町出張所の根本正德さんは社会福祉協議会に所属し、支援に関わる一人。昨年から始まった男性の料理会は、今年度は先月に引き続き2回目の開催。前回はピクニック弁当を作って外でみんなでごはんを食べた。料理を通して一緒に作業をし、コミュニケーションを取ることが大切だと話す。
中国出身の先生の指導のもと、予め仕込んであった生地から作った皮に、豚ミンチ肉に大根やニラなどをいれて参加者で2種類の餡を作っていれ込み、2時間後には水餃子と焼き餃子に姿を変えた。参加者のつくる餃子の皮は形がまばらなものもありつつ、集中してニラを刻んだり、皮を伸ばしたりしていた。その後に参加者全員で食べる餃子は特に美味しかったであろう。
仮設住宅は少しずつ空き部屋が目立ち始めており、参加者は少ない傾向にある。しかし、男性をはじめとし潜在的なコミュニケーションの部分は仮設住宅内では課題のひとつ。男性の場合、イベント毎に集まりにくいという側面があるが、継続して開催しコミュニケーションや交流を続けて行くという。町ではいわき出張所でも同様の会を行っており、楢葉町の仮設住宅のみならず借上げ住宅の方々にも参加を呼びかける。
レポート：鈴木さとみ｜情報レンジャー＠福島