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3.11開局おだがいさまFM

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3.11開局おだがいさまFM

富岡町 - 2013年04月12日

町民は『おだがいさまFM』を楽しみに聞いているんだよ〜。そんな声を聞き富岡臨時災害FM局を取材しました。郡山市ビッグパレットで震災後に開局、その後は避難所の閉鎖により同市富田町に移転した、全国的にも珍しいパターンです。

話を伺った 富岡町生活復興支援センター (通称おだがいさまセンター)吉田恵子さんは「被災地で開設の原則があり、手続きには困難を様した」と当時を振り返りました。入居する建物が完成しないと登録が出来ないために、センター建設完成まで待たなければならなかったからです。総務省と掛け合い苦労していた際、町では移転先でもFMラジオを再開したい意向だと省内でも話題になっており、偶然居合わせたNHK文化放送研究所の方が訪ねてきてからは、専門家の知識を生かした対応で助かったそうです。
 
申請の出し方や、電波の捜し方など多種多様の準備があり「大変だけど頑張れますか?と」聞かれた際には「やります」と答えられました。「何時から始めますか?」との問いには、2月末の段階で許可待ちの状態でも「3月11日に開局します!」と宣言し、周囲からは絶対に無理だと言われていましたが、開局に漕ぎつけました。その時に思ったそうです「物事は強く思えば、必ず助けて下さる人が現れると」。

アナウンス室ではスタッフの皆さんから抱負をお聞きしました。佐藤正彦さんは「もっと放送時間を増やし、常に町民に寄りそいたい」と語り、久保田彩乃さんは「リスナーから寄せられる富岡の情報を知り、その上で番組に生かしたい」と。この春から社会人となった松本愛梨さんは「ラジオ通し様々なことを学んで行きたい」と話して下さいました。

ガラス越しに放送状況が見えることから、リスナーが直接遊びにくることもあるそうです。「復興と同じで臨時災害局としてのFMは手探りだ」と語ってくれた佐藤プロデューサーの様に、聴取者と作り手が一緒になり再興への階段を上って行くように感じました。

レポート:安田 希代美 |情報レンジャー@福島