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逆境の中つかんだ春

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逆境の中つかんだ春

いわき市 - 2013年03月03日

いわき市小名浜の県立いわき海星高校は、東日本大震災で学校が津波被害に遭った。グラウンドは海砂やガレキに覆われて使用不能。部活動の用具もすべて流されてしまった。

そうした環境の中、練習してきた野球部は約2年後の今年、第85回記念センバツ高校野球大会『21世紀枠』によって、甲子園初出場が決まった。

震災後は近隣の高校のグラウンドや体育館を借りて練習を続けてきた。トレーニング機材も流されてしまったため、若林亨監督らも知恵を絞って工夫し、自ら作ったものもあると聞いた。また、海洋工学科の生徒は海洋実習があるため約2カ月間は練習ができない。坂本啓真主将は「実習のときは野球の基礎練習もできなかったけど、実習船の上でも筋トレは欠かさなかった」と言う。

「3月5日までは高野連の規定で対外試合ができないため、練習試合ができない。部員が多い高校は紅白戦で実践練習もできるが、海星高野球部は16人のため紅白戦もできなかったんです」と斉藤道雄部長は語る。

環境が整っている高校でも、広いスペースが必要な野球部の練習は厳しい規制が多い。こうした幾つもの環境の制約にもかかわらず、それを乗り越えて練習に取り組む精神力は素晴らしい。

逆境を克服して培った練習成果を出し切り、ぜひとも高校生活の輝く思い出の“金字塔”を残して欲しい。

レポート:千葉胤典|情報レンジャー@福島