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復活の兆し幻の「つるりん蒟」

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復活の兆し幻の「つるりん蒟」

棚倉町 - 2013年02月25日

葛餅(クズモチ)のような食感を持ち、コンニャクと教えられないと分らない味。福島県が認める6次化製品「つるりん蒟(コンニャク)」を作っている棚倉町の小松屋商店を訪ねた。

東白川地方は茨城県と気候が似ていることから、昔からコンニャク芋づくりが盛んだ。社長の古市泰久さんも以前は芋から作っていたが、約10年前から原料に地元産の粉を使って製造に専念。斬新な商品が評判となり首都圏の料亭やホテルを中心に販路を広げてきた。

しかし東日本大震災後に状況は一変した。売り上げが半分以下に落ち込み、大口取引先からは注文が殆ど入らなくなってしまった。放射線量の検査後に出荷可能かどうかは、乾燥したあとに数値が上がる農産物があるため、加工品の場合が“不検出のみ流通”にも関わらず・・・。

東電の補償に関しては、個人で品物を流通させている場合「過去の売り上げと現在の違いを証明する書類を全て自分で用意しなければならないんですよ」と古市さんは嘆く。独特な風味を出すために自ら設備を工夫し、サンプルを送ったり仕事内容は多岐にわたる中、風評でどれだけの被害があったかを証明するのは至難の業だ。

現在はヘルシー食品としての評判などから、受注は復活の兆しを見せている。絶妙の会話を通して思わず笑顔を見せる買い物客など、“接客ワザ技”も魅力。透明感抜群で素材の色が透け、寿司ノリ部分の代替え品として見た目も上品。果物やあんこを包めば高級デザートのようだ。

門外不出の製法で幻のコンニャクと呼ばれているお店の”つるりん蒟”は、福島県が推奨する6次産業化の加工食品 としてホームページでも紹介されている他、通信販売のAmazonでも購入出来る。

■有限会社小松屋:東白川郡棚倉町大字八槻字大宮140
 TEL:0247-33-2834 FAX:0247-33-2888

レポート:安田 希代美 |情報レンジャー@福島