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富岡グループホームごと避難

グループホームごと避難〜それがどんな事か想像つくでしょうか?富岡町から 大玉... - 2012年9月24日

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富岡グループホームごと避難

大玉村 - 2012年09月24日

グループホームごと避難〜それがどんな事か想像つくでしょうか?富岡町から
大玉村に来られた、シニアガーデンは「グループホームだけの仮設住宅」です。
私が知ったきっかけは、登録しているボランティアサイトで
高齢者向けの服を募集しており、過去に2度ほど支援物資を持参しましました。

原発爆発後、何も知らないまま「川内村へ逃げろ」と言われ、町民が村へ移動する際には、田んぼの畦道まで渋滞したそうです。
職員の方は当日直ぐに入所者の方と避難したため、自分の家族とも離れ離れになり、避難先で数日間の滞在後、自分たちは被災者だと初めて気づきました。

入所者さんの家族も、それぞれ遠くに避難されていることから
皆さん、すぐに引き取られることは不可能で、シニアガーデンでは団体で避難所を点々とすることに。普段、家族と思って接しているからこそ、出来ることだと思います。

しかし夜間になると高齢者は不安になったり、オムツ替えの不便さもあり
その後は、福島市吉倉にある施設の2階にお世話になりました。

住宅の建設時には、比較的大きな大玉村の仮設近くに住むことが
他の高齢者のためになると思い県の計らいもあって「グループホームだけの仮設」が
出来上がりました。全国的にも大変珍しく大学教授も視察にこられたそうです。

これ程大変な思いをされたのに、職員の方は(色々な意味で)「震災を体験して良かった」と仰っていました。
鈴木さんも「介護の仕事が好きだ」と。これらの言葉には頭が下がります。

帰る際に一人の女性が見送り「また来て下さい」と握手を求められました。
おばあちゃん、また来るからね。

取材:安田 希代美|動画編集:渡部 克彦 | 撮影:千葉 胤典|情報レンジャー@福島