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直売農家の叫び

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直売農家の叫び

福島市 - 2012年09月04日

「売れ残りの漬け物や野菜が山積みで返ってくる」。風評被害で自分がつくった野菜が売れないと悲痛な声をあげるのは、父親から引き継いだ竹ノ森農産物直売所を営む代表の栗原利視さん。種をまいて肥料を与え、手間をかけた野菜はもちろん、自分の山で採れたタケノコ、ワラビ、フキノトウ原発事故以来、風評被害で売れなくなった。

栗原さんは福島で生まれ育ち、30年以上前までは東京で建築関係の仕事をしていた。故郷に戻ってからも建築の仕事をしていたが十数年前に脳梗塞を患い、手術後は父が切り開いた畑を継ぎ、以来農業を生業としてきた。

人が生きていくための根本は食。休耕地化が進む地元の若い人に、食を支えているという農業に関心をもってもらいたいという。まずは自ら実践し若い世代にその魅力を伝えたい。それが栗原さんの夢であり、活動の原点だ。

原発事故後も「消費者に安全で安心・おいしい野菜を提供したい」と出荷する野菜を食品検体に出した上で、現在は自らの売所のほか、農協直売所や福島駅西口の「コラッセふくしま」内の観光物産館1階で野菜を販売している。

風評被害で東京電力に保障請求をしたが、主として自宅直売所で販売していた栗原さんは販売データがないとして取り合ってもらえなかった。それならば自分の野菜だけではなく福島市の野菜はすべて東京電力で引き取ってもらいたいと強く訴える。
レポート:鈴木 里美|動画撮影:小野 清隆|動画:西澤 拓真|情報レンジャー@福島