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釜石の奇跡を岩沼に

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釜石の奇跡を岩沼に

岩沼市 - 2012年09月01日

岩手県釜石市。「釜石の奇跡」を起こした町。この奇跡は、偶然に発生した幸運ではなく、起るべくして起きた必然。宮城県岩沼市は今、その岩手県釜石市を目指しています。それは津波犠牲者ゼロの町。

釜石市は、2004年から子どもに対して徹底した津波防災教育を行い、先の大震災で教育の成果を試されることになってしまいました。その結果は、校内に残っていた児童生徒達に限って言えば、犠牲者はゼロという奇跡。

「避難の3原則」が釜石市の津波防災教育の骨子です。
・想定にとらわれない
・最善を尽くす
・率先避難者たれ

この内容もさることながら、実は他にも重要なことがあります。それは、子どもへの徹底的な教育。今、防災教育を受けている小中学生も、10年経てば彼らは大人になり、さらに10年経てばその多くが親になります。防災教育を継続的に行えば、世代の垣根を越えて防災意識が継承され、時間が経過した後に待つのは市民全員での防災意識の共有。

岩沼市の井口経明市長も、岩沼市は子ども達に防災教育をしっかり行うという旨を動画内でおっしゃっています。災害は起きてほしくないですが、もし再び津波に見舞われるような不運があっても、岩沼の子ども達は奇跡を起こすでしょう。そして、その「奇跡」が日本全国で普通のことになれば、その時は奇跡とは呼ばれることもなくなります。今回はたまたま岩沼市の避難訓練を拝見させて頂きましたが、岩沼市はもちろん、日本全国の全ての子ども達に一様の防災意識が共有されるような教育を願ってやみません。

岩沼市ホームページ

レポート:三浦 淳|情報レンジャー@宮城