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目で体で現場を経験せよ

現場に行き、目で、体で被災地の痛みと苦しみを感じるボランティア活動。学生は勇気... - 2012年8月27日

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目で体で現場を経験せよ

気仙沼市 - 2012年08月27日

現場に行き、目で、体で被災地の痛みと苦しみを感じるボランティア活動。学生は勇気を出して参加してほしい。ためらってはいけない。若き学生達にメッセージを残すのは東北学院大学の佐々木俊三副学長。佐々木副学長は東北学院大学の災害ボランティアステーション所長も兼務されており、学生のボランティアは教育の一環と位置づけています。

佐々木副学長の言葉を借りると、現場に入り、現地の方を通して、痛みや悲しみに直接触れること。それは学生にとって非常に貴重な経験であり、学生の若い感性を刺激し、彼らにの良い側面に大きな影響をもたらします。実際、被災地入りしていた学生達は、ボランティア活動を通じて自分自身が感じた痛みや悲しみに刺激され、被災地のためなら何でもやりたい、という声が聞かれるほど大きな変化が。

被災地では様々なボランティア活動がありますが、ここ唐桑半島は、漁業を中心とした第一次産業が盛んな土地。手伝いの機会は少なくないです。その中で、例えば、漁業の手伝いに入り込んでいけば、漁師と「俺」「お前」の仲になったり、農業を手伝えば、農家は優しく学生達を受け入れてくれる。それは非常に素晴らしい被災地の経験であり、第一次産業の経験。様々な体験によって、学生達はここに来た意義を重要なことと感じ、こう言います。必ず、もう一度ここに来たいと。

今回のプロジェクトは教育の一環として、東北学院大学だけではなく、他大学と連携を計りながら行っています。取材した日の参加大学は、東北学院大学、関西学院大学、中央大学、桜美林大学、名古屋学院大学の計5大学。全国の大学生が参加することで、学生個人としての人的ネットワークが広がります。そして、今回はたまたま気仙沼市の唐桑半島での活動ですが、唐桑のためになるのはもちろんのことながら、ここで築いた大学間ネットワークは、次にどこかで何か災害等が起きたときへの準備にもなり得ます。

ためらわず、勇気を持って現場に行こうとする第一歩を踏み出して下さい。学生さんに限りません。誰であっても、一歩を踏み出せば、あなた自身の何かが変わります。

東北学院大学 災害ボランティアステーション

レポート:三浦 淳|情報レンジャー@宮城