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海越える水戸辺の神躍り

南三陸町戸倉の水戸辺地区の郷土芸能【水戸辺鹿子躍】の伝承に尽力されている村岡賢... - 2012年6月21日

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海越える水戸辺の神躍り

南三陸町 - 2012年06月21日

南三陸町戸倉の水戸辺地区の郷土芸能【水戸辺鹿子躍】の伝承に尽力されている村岡賢一さんにお話を伺いました。

発見された石碑から、行山流の鹿子躍の起源はこの地区であるとわかった村岡さん達は、保存会を結成。途絶えてしまっていた鹿子躍を復活させたのが約20年前。以来子供たちにも伝承しながら、活動を続けてきたそうです。

津波は鹿子躍の道具を保存していた建物ごと流してしまいました。高台にある避難場所の中学校ですら一階部分が浸水してしまうほどのおおきな津波。太鼓は浮く為に真っ先に流されてしまったものと思っていたそうです。

しかし、地区の中で奇跡的に太鼓は大半が見付かり、衣装やササラなども運良く半分ほどは見つけることが出来た。避難していた登米市の仮設住宅で5月に『葉桜祭』という激励会を開催して頂き、それならば、地元の鹿子躍を披露しようと演舞されたそうです。

その様子を見て支援して下さる方々が増え、震災からの復興を願い仙台で行われた祭『東北六魂祭2011』でも演舞しました。また、高校生達は熊本で演舞したり神戸、東京と様々なところで16公演行ったそうです。(六魂祭での演舞動画)

さらに、今年も盛岡開催の『東北六魂祭2012』にも参加、8月にはなんとテキサス州のアーリントン、レンジャーズボールパークでの演舞が予定されています。

インタビューで、村岡さんは「この機会を生かして、若者たちが活躍するきっかけになれば」とおっしゃっています。

未だ、建物は撤去されたまま、在来線も復旧の見込みがなく、高台の学校ですら一階部分は板が打ち付けてある状態の戸倉地区の復興を願い、思うだけでなく行動的に活動されている保存会のみなさん、そして漁業も復興させるべく尽力されている村岡さんのパワーを感じずにはいられない取材になりました。
レポート:坂本恵一|情報レンジャー@宮城