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木村 敏之
先々に繋がるきっかけになる情報を提供できればと思います。
- 現在の宮城県 情報レンジャー
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- 宮城県 情報レンジャー
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三浦 淳 (～2014.4まで)
岩手県出身仙台市在住 肴と魚を求めて海を彷徨う釣り人
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加藤 隆介 (～2014.4まで)
宮城県出身仙台市在住 他人の幸せを撮り続けている中年独身ブライダルカメラマン
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坂本 恵一 (～2013.3まで)
宮城県矢本町（東松島市）出身 丸刈りの似合う３８歳 今までの合計で地球２５周は運転した男
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網野 武明 (～2013.3まで)
宮城県名取市出身仙台市在住 粉雪をこよなく愛する庭木の剪定が上手なグラフィックデザイナー
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太田 和美 (～2013.3まで)
宮城県仙台市出身在住 大きなものをつくりたがる小柄で童顔なクリエイター
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おすすめ金華山パワースポットめぐり
女川町 - 2014年02月22日
「石巻に恋しちゃった♡」（以下「石恋」）とは、先の震災をきっかけに、石巻市とその隣接市町村の住人が自らの住む街の魅力を再発見することを目的にはじまった地域体験プログラムです。地元で暮らすさまざまな趣味や特技を持つ市井の「達人」の監修のもとで行なわれるプログラムは、誰でも参加することが可能。これまでの開催では工芸品のワークショップや料理教室、観光地巡りから漁業体験、スポーツ、町歩きに語らいの場の提供などのさまざまなプログラムを用意してきました。 4回目となる今回の石恋は「冬恋」と銘打ち、全44のプログラムが2月上旬から開催されています。そのなかでも大人気のプログラム「おすすめ金華山パワースポットめぐり」に同行させていただきました。
金華山は宮城県の牡鹿半島の東南に位置する約10キロ平方メートルの島です。山の中腹にある黄金山神社（こがねやまじんじゃ）は鉱山の神である金山昆古神と金山昆売神、八百万神、弁財天が御祭神であり、金運や招福の神社として全国から参拝客の訪れる一大観光地です。そのご利益は「3年続けてお参りすれば一生お金に不自由しない」と謳われるほど。また、元日には水平線から昇る初日の出を観るツアーも毎年開催されるなど、宮城県を代表するパワースポットです。
しかし震災後は、船着き場の損壊で入港が難しくなったことなどから参拝者や観光客の減少が続いています。女川町からの定期船は2013年5月に再開しましたが、現在は土・日曜、祝日のみ運行されています。
このプログラムで達人を務める持田耕明さんは、元々は東京の出身。趣味のヨットで時おり女川町を訪ねては、地元の人たちとの交流を続けていましたが、2007年に女川で観光定期船を運行していた会社から誘われてそのまま定住を決意。港の美しさと女川町の人たちの穏やかさがその理由だったといいます。震災前は定期船の運行管理が仕事の中心でしたが、震災後は自らも船に乗り、金華山のガイドや定期船利用客に向けての被災体験の語り部の活動も行なっています。
今回のツアー参加者は17人。女川町の女川港観光桟橋に集合したのち、定期船で金華山に向かいました。当日は海も穏やかで、約30分で島に到着。参加者はきれいな海と眼前に広がる雄大な牡鹿半島を眺めながら、中腹の黄金山神社を歩いて目指します。このプログラムの魅力は、実際に島内のさまざまなパワースポットを巡りながら、持田さんの生のガイドを受けられる点です。黄金山神社は島全体が山地になっているうえに山道も入り組んでいるため、岩や木立の陰で見落としそうになるご神体なども多くあります。それらのひとつひとつについて、そのご利益や言い伝え、実際に一攫千金を得た人のお話や地元の裏話などを交えながら案内を受けられるツアーは、過去に当地を訪ねたことのある人にとっても、その魅力を再発見するきっかけとなるはずです。ツアー後、持田さんに金華山の魅力や震災後に始めた語り部の活動についてお話を伺いました。
木村 敏之｜情報レンジャー＠宮城