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牡鹿半島のくらし展 in仙台

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    加藤 隆介 (~2014.4まで)

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牡鹿半島のくらし展 in仙台

仙台市 - 2014年01月11日

宮城県仙台市のせんだいメディアテーク1階のオープンスクエアでは、1月10日(金)から13日(月・祝)の4日間にわたって「牡鹿半島のくらし in仙台」が開催中です。
宮城県内では、約50ヶ所の施設が浸水や建物の損壊などで甚大な被害を被りました。幸いにも流出を免れた文化財も、破損や泥・海水などで大きなダメージを受けています。震災直後から、全国の博物館や文化財の管理施設関係者、研究者などが被災文化財の保全と復旧を目的に活動してきたのが「文化財レスキュー」事業です。被災地で回収された文化財はいちど内陸部の施設や大学などに集められ、すべて人の手で洗浄や修復が行なわれてきました。

仙台市の東北学院大学でも、民俗学の研究者や学生たちが中心となってこの活動に従事し、クリーニング作業はボランティアを含めて約900人の手で行なわれました。大学が受け入れた文化財は、主に牡鹿半島の南端に位置する石巻市鮎川収蔵庫のもの。この地域では古くから捕鯨が基幹産業となっていたこともあり、当時の捕鯨文化を伝える貴重な道具や、一般家庭で使われていた調度品など約4000点が持ち込まれました。洗浄・補修作業も一段落した現在、大学のレスキュー班では劣化を防ぐための維持管理作業と平行して「牡鹿半島のくらし展」というプロジェクトも進められています。これは被災した文化財を実際に使っていた地元の方や、広く一般の人に展示会場でみてもらい、当時の実際のくらしの中でどのように使われていたか、どんな思い出があるのかといった話の聞き取り調査が目的です。単なる道具や調度品としてだけではなく、これらがいかに人々の暮らしの中で使われ、大事にされていたか。当時の暮らしや思い出について実際に来場者に話を聞き、記録し、データベース化していくことで被災地の文化の継承、生活の記録や記憶に役立てばということで開催されています。文化財の保全のみならず、身のまわりの文化財と私たちの生活のあり方について考えるきっかけとして、鮎川地区に縁のある方以外でも、ぜひご来場いただければと思います。
会期中は9時30分から20時30分まで、入場無料でどなたでもご入場できます。

東北学院大学「牡鹿半島のくらし展 in 仙台 ―再生・被災文化財―」

木村 敏之|情報レンジャー@宮城