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つくると食べるをつなげる

食のみやぎ復興ネットワークは、震災で多くの被害を受けた第一次産業の関係者や食品... - 2013年7月26日

さまざまな支援のカタチ

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宮城県 情報レンジャー
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    木村 敏之

    先々に繋がるきっかけになる情報を提供できればと思います。

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    三浦 淳 (~2014.4まで)

    岩手県出身仙台市在住 肴と魚を求めて海を彷徨う釣り人

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    加藤 隆介 (~2014.4まで)

    宮城県出身仙台市在住 他人の幸せを撮り続けている中年独身ブライダルカメラマン

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    坂本 恵一 (~2013.3まで)

    宮城県矢本町(東松島市)出身 丸刈りの似合う38歳 今までの合計で地球25周は運転した男

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    網野 武明 (~2013.3まで)

    宮城県名取市出身仙台市在住 粉雪をこよなく愛する庭木の剪定が上手なグラフィックデザイナー

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    太田 和美 (~2013.3まで)

    宮城県仙台市出身在住 大きなものをつくりたがる小柄で童顔なクリエイター

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つくると食べるをつなげる

仙台市 - 2013年07月26日

食のみやぎ復興ネットワークは、震災で多くの被害を受けた第一次産業の関係者や食品関連業者が、地域の復興に向けて立ち上げた団体です。農水産物の生産者や関連業者の復興支援や経営基盤の強化のため、主に宮城県産の特産品や商品開発の支援を行なっています。
事務局の藤田孝さんはみやぎ生協で商品開発を担当しながらネットワークの業務に当たっています。ネットワーク立ち上げのきっかけは、みやぎ生協を中心に農水産業の生産や加工業者などから構成されている産消提携推進協議会という産直関係者の団体の呼びかけでした。震災後はその被害の甚大さに「思いついた企画をとにかくやっていこう」という姿勢でしたが、現在はみやぎの農水産物を利用した新しい特産品づくりと、食産業を励ます商品づくりが活動の柱となっています。
具体的なプロジェクトとしては郷土野菜の仙台白菜の生産を支援する活動や県産小麦「あおばの恋」を使った麺類の商品化、焼くだけで食べられる漬け魚や豚肉の加工食品の製品化などの複数の企画が進行中です。特に、塩害に強いと言われる菜種を被災した岩沼市沿岸部の農地で栽培する「なたねプロジェクト」では、収穫された菜種油から食用油や調味料、せっけん、お菓子など様々な製品を商品化しました。安定した生産を続けることが農地の復興にもつながるとして、農業支援の面からも期待されています。
そしてもうひとつの支援が「ふるまい企画」です。ネットワークに参加しているメーカーやベンダー、生産者らが試食会や販売会などを主宰し、被災地や仮設住宅に近いみやぎ生協の店舗で利用者にふるまうというものです。こちらも好評で、これまでにのべ530団体による450回を超える企画が実施されています。
震災から間もない2011年7月2日に結成されたネットワークの参加者も224団体まで増えました(2013年7月18日現在)。プロジェクトで開発した商品はみやぎ生協の各店舗で販売されていますので、お立ち寄りの際にはぜひ手に取ってみてください。

木村 敏之|情報レンジャー@宮城

食のみやぎ復興ネットワーク

なたねプロジェクトの菜の花