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踊りと郷土料理でつながる会②

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踊りと郷土料理でつながる会②

埼玉県加須市 - 2013年03月30日

東日本大震災から2年以上がすぎ、世間では刻々と震災のことは忘れ去られつつある。そのような中、今でもつらい思いをしている方に目を向けて自分達にできることをしようと考えたのは、遠い島根の小学校5、6年生の子どもたちだった。

今でも避難生活を強いられている方々へ、自分達のよさこいの踊りでエールを直接届けたい!とはるばるバスでやってきた。そして、踊りの披露だけでなく、今回は郷土料理や風土を紹介してつながりを感じるということも目的のひとつ。
島根からは華やかな箱寿司、福島からはみそ田楽と地のものを使った煮物を用意。これらはすべて島根と双葉、加須のお母さんたちが前々日から仕込んでおいてくれたもの。とてもおいしくいただいたあとは、思い思いの場所で楽しいお話の輪があちらこちらに咲いていた。

午後の最初は、サムライの子供達による地元の島根をスライドを使っての紹介。心から郷土を愛する気持ちが伝わってくる内容だった。
その後はふたたび踊り三昧。チーム「サムライ」、同じく島根から「蟠流踊り隊」、加須の地元からも「風雲児」、三つの団体がかけ声を出しながらの力いっぱいの演舞を見せた。双葉の方もお返しに「ふたば音頭」を盆踊りさながらに披露、さらに見ていた皆さんも加わり大きな輪でともに踊りを楽しんだ。

さらにもう一度、「サムライ」が力の入った踊りを披露した後は、気持ちを落ち着けて、今日の日の思いをこめて全員で歌をうたう時間。曲は「ふるさと」と「花は咲く」。今の皆さんの気持ちによりそった歌詞で、さまざまな思いがよぎっても、子供達の姿に救われる思いをされていたことだろう。そして、最後は子供達が一人ひとり感想を伝える。「励ますつもりだったのに、逆に自分達が元気をもらった。」「お話できて楽しかった。」との言葉、そして今回のきっかけとなった双葉町から島根へ避難をしている少女の言葉も、その場にいた皆さんの胸に響いたに違いない。

外はあいにくの花冷えの曇り空であったが、それを吹き飛ばす島根の青い空を届けてくれた貴重な一日だった。

 

http://youtu.be/EMna8JAi7oE

レポート:村野かおり