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県外避難者のつながる場を

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県外避難者のつながる場を

その他・県外 - 2013年02月24日

「すべてが渇いている。情報量も支援も話し合える場も足りない」。NPO法人ヒューマンソーシャルハーモニー研究所の臼井智香子代表理事は言う。

研究所は埼玉県加須市にサロンを設け、旧騎西高校避難所だけではなく借上げ住宅(みなし仮設)の避難者も支援しようと日々活動している。

2012年12月に催された「双葉町7000人の復興会議」では、埼玉グループ会議を担当した。会議の中で出た、隣に誰が住んでいるのか知らない、埼玉県に避難者が何名いるかも分からないーという声を聞いて、近くに住む人たち同士が情報交換出来る場をつくりたいと埼玉県広域避難者交流会を企画した。

今回は2回目の催しで、参加者は宮城県から避難した人、福島県内は原町や浪江町、双葉町といろいろだが、情報がない、支援がないという声は皆さん同じ。初めは幾分固かった出席者の表情も次第に笑顔が見られ、スタッフとの会話や隣の人と語り合ううち、あっという間に閉会の時間を迎えた。

浪江町から埼玉県に避難している柴口武雄・サツキさん夫妻は特に、自家用車のない生活に不便さを感じているという。初回も参加したという武雄さんは、参加者こそ少なかったが大勢のスタッフや同じ境遇の人に出会えて良かった、次回も参加したいと語る。天体観測が好きで、意気投合した店長がいる春日部市のカメラ店に出掛けるのが楽しみという。サツキさんは、男性はプライドが邪魔をしてイベントなどに参加しにくいのではと感じている。そのため趣味を通して外出する機会が増えてくれればと思う。

臼井代表は、支援する側の自己満足にならないように、回数を重ねて1人でも多くの避難者がつながりを持てる交流会にしていきたいと語る。交流会が終了し片付けを終えるとすぐに、今日の反省点や参加者の声をスタッフと確認しあう姿があった。出席者が「また来たい」と笑顔で帰って行く姿が納得できた。横のつながりが増え、回を重ねる毎に参加者の笑顔が増える交流会になることを期待したい。

今後の埼玉県広域避難者交流会の予定。(時間・会場はいずれも午後2時~4時。大宮ソニックシティ ホール地下1階 第1練習室)

■3月16日(土) ■4月27日(土) ■5月以降も毎月開催

NPO法人ヒューマンソーシャルハーモニー研究所0480-37-7021 <http://www.npohsh.com>

レポート:渡部 克彦|情報レンジャー@福島