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仮設から引きこもりをなくせ

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仮設から引きこもりをなくせ

郡山市 - 2012年12月05日

数人の男性が仮設住宅で運動をしている光景を初めて見た。郡山市富田町若宮前の富岡町仮設で、富岡町社会福祉協議会が運営する「おだがいさまセンター」。毎週水曜日に体操教室が開かれ、大勢の人が温かい室内で体を動かしている。「わくわく元気ネット」の渡辺ヒロ子さんと富岡町体協の佐藤勝男事務局長が工夫を凝らした体操を考案、みんなを笑顔にしていた。

さらに素晴らしいのは運動に入る前に新聞記事などを紹介して分かりやすく解説、時事問題への関心を持ち続けて“ボケ予防”にも努めている。取り分けお年寄りには、地図を使った避難解除準備区域や帰宅困難区域の色分けよりも、「〇○の店から東側」とか「△△の道の隣から」などの方が分かりやすい。教室の参加者は大体60歳から〜となっており、具体的な例を示すことで場所のイメージが浮かびやすいという。

65歳以上にはインフルエンザ予防接種の通知が来なくなったなど普段の生活に直結したお知らせ、町の電子回覧板事業も「まず触ってみて」と便利さを紹介し続けている。引きこもりをなくし自分のことは自分で出来るようにという活動は、参加者が確実に増えている。59歳という志賀清民(きよみ)さんは、見ているうちに楽しそうなので入会を願い出た。毎週通って体調も次第に良くなったとか。仮設では女性の積極的な活動を目にするが、ここでは男性も健康で長寿をと頑張る姿があった。

「イライラして血圧を上げないで、人生を楽しみましょう」と語りかけ、多くの人が明るく体を動かす姿からは、本当に大切なものは何だろう? と教えられたような気がした。

レポート:安田 希代美 |情報レンジャー@福島