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新しい町への胎動 新地町

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新地町 - 2012年12月28日

福島県浜通りの最北端に位置する新地町の埓木崎地区。500mほども走ると宮城県境ー。通勤圏の仙台市のベッドタウンとしての機能を十分果たしている。6国道号が町の南北を貫き、役場はJR常磐線の新地駅に近く、周辺には消防署や図書館、郵便局などの町政機能の幾つかが点在していた。

人口約8500人の小さな町は面積の20%近い約9K㎡を津波で失った。さらに大熊町の福島第一原発から50Km北に位置し、放射能の恐怖と闘いながらもマスコミなどに取り上げられる機会は少ない。地震・津波・原発・風評被害・報道空白ーという5重苦に直面したのが現実だった。

今では新地駅があった周辺は瓦礫もきれいに取り除かれ、土盛りされていた線路は跡形も無く、僅かに残る道路標識と車のナビゲーションを通して辛うじて場所が確認できるだけだ。

復旧・復興計画では、防潮堤を早期に整備しズタズタに寸断された常磐線は新駅に合わせて内陸部に移設。沿岸部の全壊集落はアクセスのよい標高10m以上の場所に中心的集落として移転、再建を予定している。沿岸部は多重防御を目的に人工的な丘と防潮林を中心とした防災公園とし、漁港背後は産業、観光・レクリエーション施設の整備誘導などで計画的な復旧を図りたいとしている。

大震災直後の町の被害状況は、死者116人、行方不明0、県内への第1次・2次避難復旧所在住者0、住宅・建物被害(全壊・半壊)577戸、仮設住宅建設戸数573戸、仮設住宅建設(団地)数8カ所だった。

早期の復興を祈り、いつまでも忘れないでいたいと思う。

 

レポート:小野清隆|情報レンジャー@福島

 

http://gigapan.org/gigapans/120624