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安田 希代美
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双葉町住民に交流の場を
双葉町 - 2012年11月27日
「震災前から双葉郡の人には事業をサポートしていただき大変お世話になっていたから、少しでも恩返しできたら・・」と言うのは、日赤県支部総務課長兼組織振興課長の神野幸夫さん。
11月27日、時折雪がちらつく猪苗代町のホテルリステル猪苗代で、双葉町住民交流会が行われた。福島県浜通りの双葉郡8町村を対象に、葛尾村からスタートし浪江、大熊に続く4回目の開催で、住民交流会としては今年最後になる。
県内各地に避難している人たちを乗せたバスがホテルに到着。町民75人と役場の5人、合わせて80人が訪れた。主催者側の神野さんと双葉町福島支所の大橋利一支所長が挨拶したあと食事を味わい、温泉でくつろぎ知り合いと近況を話し合うゆったりとした時間が流れた。
「町民の要望の一つに情報の少ないことがあります。その対策として仮設住宅と借上げ住宅の自治会が立ち上がることで、こうした交流の場を設けたり支援の情報を素早く提供し、長い避難生活の支えの一つになればと考えています」と大橋支所長。
交流会では開始時刻と終了時刻のみ決め、食事と入浴、久しぶりの再会に会場は笑顔であふれた。堅苦しい雰囲気を取り払い、あくまでも参加者側に立った集いの進行に、主催者側の配慮と温かさが感じられた。
レポート:渡部 克彦|情報レンジャー＠福島