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子どものケアは絆から

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子どものケアは絆から

いわき市 - 2012年11月24日

盛岡市で開かれた全国都市問題会議で陸前高田市の戸羽市長は「いま一番しなければならないことは・・・」という問いに、「将来ある子どもたちへのケアである。両親又は片親を亡くした子どもが多数おり、この子らが負った心の傷は深い。将来を担うべき子どもに、心の傷を残してはならない」と答えた。

そして、「絆とは・・・心だ」「復興は遅々として進んでいない中、時間の経過とともに被災地のことは忘れられつつある。都会の人たちに例え直接的な支援はなくても、私たちを思ってくれていると感じるものがあれば、私たちは頑張れるのだが・・・」とも。

福島市の『花見山を守る会』事務局の斎藤久美子さんに同行し、震災孤児に物資支援を続けているボランティアとしての活動を取材した。今回はいわき市内の3名に文具類の贈り物だ。高校3年生の男子は卒業後の就職も介護職に決まり、祖母の文子さんもひと安心だろう。あいにく本人は図書館に行っていて不在だった。2人目は小学校4年の真希ちゃん。眠そうにこたつに入っていたが、祖父の言葉に素直にうなずいてコーヒーを入れてくれた。遠慮がちな笑顔の中にも、子どもなりに何かを押し殺して生活しているのだと感じるものがある。

子どもは大人を観察している。自分の立場も十分わかっている。知ってか知らずか周りの大人たちは勝手に解釈しては、自分なりのけじめ、押しつけのような行動や言葉を投げかけてはいないかと思ってしまう。小学生の彼女はあまり嬉しそうな表情は見せなかった。届け物の中身を見ようともしない。テレなのか?

最後の高校三年生の紀恵さんは、大学進学が決まり落ち着いた表情と笑顔がとても素敵なお嬢さん。支援物資の箱を開けてかわいいキャラクター製品を見つけて喜んでくれた。この子ならしっかりと大学生活を満喫し、成人していくのではないかと思わせる雰囲気ではあった。見送りもしっかりとしてくれたその姿に感激。これからの生活や学費などの支援はあるのか。アルバイトで学費を稼ぐにしても大変だろうななどと心配は尽きなかった。

陸前高田市長の発言を全国に伝えたい。

「いま一番しなければならないことは・・・将来ある子どもたちのへのケアである。両親又は片親を亡くした子どもが多数おり、この子らが背負った心の傷は深い。将来を担うべき子どもたちに心の傷を残してはならない」

 

レポート:小野清隆|情報レンジャー@福島