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工業高校の底力

中越地震・中越沖地震でお世話になった恩返しがしたいー。そうした強い思いから新潟... - 2012年11月24日

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葛尾村 - 2012年11月24日

中越地震・中越沖地震でお世話になった恩返しがしたいー。そうした強い思いから新潟県立柏崎工業高のOB・PTAそして教職員が、葛尾村民が生活する三春町貝山仮設住宅を訪れ炊き出しに取り組んだ。新潟の特産品でもある車麩が入った具だくさん汁。車麩を醤油、砂糖で甘辛く煮つけたものも振る舞われた。

柏崎工業高には2度の地震の後の平成21年、災害時に地域社会から必要とされる電気系技術者の育成を目指して『防災エンジニアコース』が創設された。被災現場を実際に自分の目で確かめ、考え、さらに被災者と触れ合うという体験を通じて、防災の在り方を学ぶのが狙いという。生徒たちは「何かできることはないか」と自ら志願し、学校をあげて各地でボランティア活動を行ってきた。

今回は11回目となるボランティア。あいにく生徒たちは日程調整が出来ずに来れなかったが、柏崎には東京電力の柏崎刈羽原発があり、福島の事故も他人事とは思えない。震災・原発事故で被害を受けた土地で何か役に立ちたい、当時の心温まる支援が忘れられない、という思いから同窓会が企画して今回の訪問になったという。

寒風の中、仮設の村人は次々と鍋を持って駆けつけた。「おいしいねぇ。ありがとう・・・」。住民からは笑顔と感謝の思いを込めた言葉が飛び交った。いつ故郷に帰られるかもか分からない中、ひと時の温もりを味わっていた。

今までにないような大災害に相次いで襲われた福島。そしてまだ何も解決してはいない。これからの福島県も将来への備えの一つとして、こうした防災エンジニアのような若者を育てていくことが必要であると感じた。

レポート:千葉 里美|ふるさとの絆 電子回覧板・葛尾村担当