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笑顔もつなぐ金繋ぎ

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郡山市 - 2012年11月10日

郡山市に「暮しの器むぎわら」という店舗を構える松崎講二さんは、器ひとつひとつに思いを寄せ、人と人のつながりを大切にしている。普段から味わいのある器を気軽に使ってもらいたいと4年前にオープンした。

震災の時は激しい揺れでビルがつぶれる恐怖から屋外に避難した。もちろん、店の内外にあった商品は割れて散り、足の踏み場もないほど。店の看板で、お気に入りの壷も割れてしまった。

震災直後はみな食器どころではない状態だったが、少しずつ生活が落ち着くにつれてお客からは思いのこもった品などの修繕要望が相次いだ。割れたり欠けたりした部分を、金繋ぎという手法で修理する。作業は品物によって違いはあるが、漆と接着剤を割れた断面に塗り、ずれないように張り合わせる。しっかり乾燥させた後、金粉(純金)をのせて最後に磨いて完成という細かな作業。震災後から約200点ほど直したが、今もまだ手をつけていない物がある。受注は材料費だけというから、店主の心意気が伝わってくる。

割れてしまった器ー。捨ててしまうのは簡単だが、もしも、その品物にその人の思い出などが込められているのであれば、キレイに修繕してまた普段の日常生活に使っていただきたいですね、と熱い思いを語ってくれた。

暮しの器 むぎわら

レポート:石塚通|情報レンジャー@福島