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織姫の葛藤と自信

山元町で被災された農家のお母さん達に機織りを無償で指導し、織製品を作って出荷し... - 2012年10月29日

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織姫の葛藤と自信

山元町 - 2012年10月29日

山元町で被災された農家のお母さん達に機織りを無償で指導し、織製品を作って出荷したところ、京都や大阪で高く評価され売れているという、かたくり舎 織姫の会を主宰する志小田さんを訪ねました。機織り機や道具の調達にはガーネットみやぎさんも支援しており、実は今回初顔あわせだったそうですが、お二人とも初対面とは思えないほど親しくずっと話し込まれていました。

最初は自分の作品に値付けして売ることに抵抗が合った方もいらっしゃったようですが、ひとたび思ったより高く売れる、つまり高く評価されるとやる気がでてきてがんばれるということですね。もの作りの現場には様々な葛藤があり、値付け、品質管理、原価をどう見るか、会の運営、人間関係、支援をお願いしてよいものかどうか、志小田さんの悩みは尽きず、体調を崩されたこともあるそうでした。このようなシチュエーションにマッチするような、もの作りマネジメント支援のようなものがあると良いなと思います。

京都、大阪に出荷して高く評価されて収入が得られて嬉しい反面、お客さんの顔が見えず販売の実感がないのが物足りなかったようで、11月23日の山元町ふれあい産業祭りで念願の対面販売をすることが実現しました。これに織り手のお母さん達がテンションup!当日が楽しみです。
志小田さんのお話にありました、「欲しいのはお金ではなくて自信」というのがとても響きました。被災地でのもの作りの現場における変化をしっかり見つめていきたいと思います。

かたくり舎 織姫の会山元町ふれあい産業まつり

レポート:網野武明|情報レンジャー@宮城