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密着取材!にゃんだーガード

明日は朝礼のときから見てたら?と、取材で訪れた日に施設の本多明隊長が言葉をかけ... - 2012年10月18日

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密着取材!にゃんだーガード

三春町 - 2012年10月18日

明日は朝礼のときから見てたら?と、取材で訪れた日に施設の本多明隊長が言葉をかけてくれたのは、三春町の被災動物保護施設「にゃんだーガード」である。平日はボランティアも不足気味ということで、手伝いを兼ねて一日密着取材を試みた。施設には泊まりと通いの人がいる。意外だったのは遠方からの協力者で、遠くは沖縄や北海道からも。案外、地元の人は少ない。

それぞれ自由なスタイルで朝礼が始まり、多少寝坊してもOK。都合の良い時間に来て、途中参加の場合もあるという。犬の散歩は急な坂道を上っていく。それは雨の日も暑い日も欠かさず一日2回行うそうだ。犬の相性もあって、喧嘩しないように別々に出発する。ネコのご飯1回でも手伝ってくれる人は大歓迎だ。

茨城県からボランティアで来ていた石井さんは「事情のある飼い主が時々会いにくるケースもあるが、帰ってしまうと犬はすごく寂しそうな顔をする。置いて行かれるのが分かるのではないか」と言う。にゃんだーガードは元旅館を利用、犬小屋と民家は離れているが周りには配慮している。以前に施設を構えていた大越町では近所に溶け込み、野菜を大量にもらったりしたという。

数少ない地元ボランティアの話で心に残ったのは、「私は特別なことをしているつもりはない。空いている時間で動物に癒やされに来ている」「震災直後は仕事で自宅待機を命じられ、自分が否定された気がして毎日泣いていた。しかし今となって私は、誰もどの企業も恨んでいない」だった。

常駐スタップは少数で、殆どが時々ボランティアという癒やしにやってくる。いつ誰が来ても直ぐに打ち解ける雰囲気がいい。動物はどれも穏やかな顔をしていた。それは一般家庭で飼われていた時と同じような環境で優しい人間に触れ、飼い主に可愛がられていた一番幸せな時を思い出しているのかもしれない。

ホームページでは、怖がり猫の人馴れ訓練をしてくれる一時預かりも急募している。

*お詫び〜動画で犬は最高10頭までとなっていますが20頭の誤りです。申し訳ありません。

レポート・動画編集:安田 希代美 |情報レンジャー@福島