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被災動物のために移住した男

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被災動物のために移住した男

三春町 - 2012年10月17日

念願の三春町の被災動物保護施設「にゃんだーガード」を訪れた。ボランティアサイトで見つけて以来、ずっと気になっていた施設だ。本多明代表は名古屋から移り住み、震災直後の昨年3月末からネコや犬の保護に奔走している。運営は全て寄付金やボランティアのスタッフで、県外の協力者はグッズ販売や写真展などを催して後押しする。

特筆すべきはネットで情報を公開していることだ。「飼い主を捜している」「里親募集」など、写真や動画で毎日のように配信しているのを何度も見た。しかし、保護したうち飼い主が見つかったのは約1割にすぎないという。一方で、見つける方法が素晴らしい。保護する→その家に預かり先(行き先)を書いて置く→移ったと予想される仮設住宅を調査、保護動物の写真を貼るーと具体的だ。当然、警察や保健所にも届け出る。精力的な活動が功を奏し、たとえ飼い主が見つからなくても里親になってくれた人も大勢いる。

専門家にお願いして病気の診断や避妊手術も手掛ける。通常では年間600万円は必要な費用も、獣医の善意もあって約三分の一ほどで済んでいるそうだ。しかし昨年と比べると寄付金も減少、ボランティアも減っている。餌を別けるだけでも大変な作業で、給餌の手伝いやネコと遊ぶだけの協力者も歓迎している。元旅館を改装した施設はとても広い。ネコ部屋で良ければ宿泊も可能で、食事もボランティアが作るので滞在経費は格安だ。

施設のホームページやブログでは、保護したネコや犬の現状が見られる他、ボランティア不足日も分かる。取材に訪れた日、「明日はスタッフ不足でピンチ」と聞いたので翌日、ヘルプに行く事になった。

いつか行きたいと思っていもなかなか行動に移せなかったが、ホスターペアレンツ(特定な1匹の里親として金銭的な寄付をすること)なども視野に入れたいと思った。家は家族の反対などで飼えないが「気に入った動物を個人的に支援する人の募集も視野にいれている」と本多さん。いろんな知恵を出し合い、少しでも不幸な動物が減る事を祈っている。

にゃんだーガード:ホームページ

レポート・動画編集:安田 希代美 |情報レンジャー@福島