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塩屋埼灯台の下で

いわき市 - 2012年09月28日

「漁が制限されている中で、これからの生活が不安だー」。美空ひばりさんが歌った「みだれ髪」の舞台となったいわき市の塩屋埼灯台を見上げる場所で、土産店を経営する山六観光の鈴木一好代表取締役つぶやく。震災や原発事故の前は、お土産屋とレストランを経営していた。

薄磯地区は津波の被害が大きかった。震災当日、鈴木さんは自宅の状況を確認したあと店に戻った。そして周辺の津波被害の写真を撮り続けた。作品は店内で紹介、当時のすさまじい様子を再現している。
店は海の近くだが、奇跡的に津波被害は免れた。しかし原発事故の影響は大きかった。

以前は干物を作り、ウニ・アワビの漁もしてきた。しかし、原発事故後の県内での漁は、一部を除いて制限されている。自慢の干物は作れないしウニ・アワビの漁もできない。そうした状況でも土産店は縮小して再開した。

店の数百メートル隣にあった家は土台しか残っていない。豊間小の校庭はまだ瓦礫の山、地盤沈下で美しかった砂浜はほとんど姿を消した。灯台の下で、ひばり記念碑から流れてくる「みだれ髪」の歌声が寂しかった。

合わせてパノラマ写真もご覧ください。

http://gigapan.com/gigapans/116940

取材: 石塚 通 レポート:千葉 胤典 撮影:渡部 克彦 |情報レンジャー@福島