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双葉町加須避難所の一年半後

埼玉県加須市の旧県立騎西高校に設けられた双葉町の避難所。震災、原発事故から1年... - 2012年9月24日

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双葉町加須避難所の一年半後

双葉町 - 2012年09月24日

埼玉県加須市の旧県立騎西高校に設けられた双葉町の避難所。震災、原発事故から1年半後を取材した。

2012年9月18日現在、双葉町の福島県外避難者は3,332名、うち三分の一にあたる1,150名が埼玉県に。加須市では691名が生活する。この旧校舎内には町役場機能があり、校舎のほか生徒ホール、体育館の二階などが町民の居住スペースだ。昨年、この避難所が設けられた当初は1,400名がいたが、今は七分の一以下の約100世帯187名が生活していた。

町臨時職員の吉田俊秀さんは、体育館の一階に運ばれる支援物資の振り分け担当。埼玉県内の個人や大勢のボランティアから支援を受けている。震災後の体育館は支援物資で埋め尽くされていたが、避難生活者が持って行ったり、近隣の借り上げ住宅者にも配った。福島県内や県外避難者にも宅配したりして現在は落ち着いてきた。

たまたまお話を聞いているところに支援物資を届けにきてくれた伊藤方子(まさこ)さんは、昨年8月から10回以上に渡って物資を届けている。「少しでもお役にたてることがあればー」と個人でボランティア活動を続ける友人らとともに温かい支援を続ける。

吉田さんは「避難所での困りごとはプライバシーがないこと。一方で孤独防止や町民同士の交流があったり、必要な高齢者のデイケアも安易にできやすい」とも言う。メリット、デメリットを持ちながらも、避難所の存続を含めて課題は多い。

埼玉では福島の情報が極端に少ない。ふるさとの情報不足という問題もあり、改めて被災地の風化を感じずにはおれない。多くの課題を抱える震災と原発事故後の県内を、きめ細かく取材していく責任を改めて痛感した。

レポート:鈴木 里美|動画:西澤 拓真|情報レンジャー@福島