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安田 希代美
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みんなで直す小峰城石垣
白河市 - 2012年09月19日
「震災によって市民の目が小峰城に向き、心のよりどころだった事を再確認できた事が収穫」白河市建設部都市政策室文化財課の課長補佐兼史跡整備係長鈴木功さんは語る。
白河駅北側にある小峰城は南北朝時代に結城氏により築城された。延長2kmに及ぶ石垣は東日本大震災により10ヶ所160mが崩落した。
今回の崩落した石垣の中には昭和の積み替え工事を行った所もあり、江戸時代から続く多くの石垣は崩れなかったため、専門家と協議し修復作業には江戸時代の積み方を忠実に再現し工事にあたる計画。現在撤去作業と崩れた石一つ一つの形や再利用できるかどうかのカルテを作る作業をしている。
多くの人に見てもらい触れてもらって、皆が一緒になって修復したという想いを作ると鈴木功係長は言い、市は崩落ヶ所の一般公開も行った。
私は思う、小峰城石垣の復元には何年もかかるが市民と行政が一体となったこの事業は、完成した時これまでよりも皆の心に残る白河のシンボルとして愛され続けると。