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山元町 - フォトリポート 祈り

山元町の守り神

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山元町の守り神

山元町 - 2012年09月14日

沿岸部を走ると、津波によって流されてしまった神社がボランティアや地元の方々によって簡易神棚を設置されたり、境内をきれいに整備されているのをよく見かけます。人は困難に陥った時、心の拠り所となるものが必要なのだと改めて感じました。

今回、訪れたのは亘理郡山元町坂元の常磐線・山下駅近くにある、八重垣神社と青巣稲荷神社です。どちらとも参道の石畳や御神木、石碑などしか残らず本殿は跡形もなく流されていました。

八重垣神社の流されてしまった本殿は、寛政年間(1789~1801)に造営されたもので、総欅造、彫刻「かご彫り」が施されていました。現在、境内にはプレハブの社務所がたてられていたり、タイムカプセルが埋められていたり、敷地の周りには鎮守の森を再生しようと日本財団の全支援のもと、木の苗が植えられていました。

青巣稲荷神社も真っ赤な本殿が流されていて、御神木である「タフの木」が境内西北側に残されていました。現在、「普門寺・お寺災害ボランティアセンター」の方が地元の方と協力し、参道脇に植えられた桜の苗(海援隊より提供)の世話などをしてくださっています。また、参道脇には鐘があり、同センターの呼びかけにより集まった、ボランティアにより設置されたそうです。その周りには、木の丸札に訪れた方々の思い思いの言葉やメッセージが書かれていました。

レポート:太田和美|情報レンジャー@宮城