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住民のための復興住宅

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住民のための復興住宅

仙台市 - 2012年09月08日

あすと長町仮設住宅では、住民による住民のための復興住宅計画が実施に向けて動き始めています。この運動が始まったきっかけは、現在、仙台市から提示されている復興住宅案が住民の意見を取り入れられていない、安易なものだったからです。

この仮設住宅は、仙台市内最大で233戸もの住宅が立ち並んでいます。それにも関わらず、近郊の復興住宅は鹿野の70世帯しか選択肢のないものだったのです。世帯数だけの問題だけではなく、震災から一年半で築き上げてきた仮設内での人間関係がなくなってしまい、また一からやり直さなければならなくなる恐れがあるのです。

今回お話を伺った、仮設住宅自治会長の飯塚正広さんはこの運動の発起人。飯塚会長は、仮設住宅でのイベントなども率先して行なってきた方で、人と人との触れ合いや関わりをとても重視されています。これまでにも住民が参加する意見交換会を開催し、住宅の具体的な提案までまとめてきました。8月10日には市長へ3939名の署名要望書を提出し、なんとか市との話し合いの場が持てるようなところまできました。今後の話し合いで、双方にとって最良な復興住宅案が完成し、実現することができればいいなと考えます。

被災してしまった方々が、自分たちで何かを考えたり、行動を起こせるようになってきていることに人の復興がはじまってきたのだと感じます。これからは頼るばかりではなく、自立しようと前を向ける方が増えていくのではないでしょうか。

レポート:太田和美|情報レンジャー@宮城