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富岡町 - 2012年09月07日

「帰りたくても帰れない、帰らないのではなく帰れないんです。」福島県富岡町出身の大和田公子さんが現在の心境を語ってくれた。

原発事故の日、富岡町にいた大和田さんの親族は、まず川内村に避難した。通常30分でいくところが、避難する車が渋滞し6時間かかった。
地震の被害で電話が通じないない中、大和田さんは母の消息を確認するためインターネットなど、さまざまな手段を使ってさがした。

震災から18日後、大和田さんの母が郡山市の3000人以上もいる避難所にいるらしいとの情報をつかんだ。それから避難所の中を2日間探し続け、ようやく母と再会ができた。しかし、母は衰弱し認知症を発症していた。その後、介護施設に入ったが環境の変化を受け入れることができず今年亡くなった。大和田さんの親類で高齢者の7人が今年亡くなった。

大和田さんは警戒区域である富岡町に一時帰宅として行かれ、変わってしまったふる里の姿に心をいためている。
「間接的に見たり聞いたりしてもこの心の痛みは分からない。実際に行ってみなければあの状況は分からない」と大和田さんは言っていた。

先月私も、助けあいジャパン福島の一員として被災3県の現状をみてきた。そして先日南相馬市の小高区に行ってきた。「行かなければわからない」そのとおりだと思う。映像や画像でみていても、実際に現地に行ってみると強く心に感じるものがある。

大和田さんが、今度一時帰宅するときは同行して富岡町のありのままの状況を直接自分の心と体で感じたいと思った。

レポート、動画編集:千葉 胤典 取材:石塚 通 安田 希代美 |情報レンジャー@福島