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雇用を生みだすトマト

お父さんの代から40年続く小野花匠園の代表取締役 小野政道さんにお話を伺いまし... - 2012年6月27日

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雇用を生みだすトマト

南三陸町 - 2012年06月27日

お父さんの代から40年続く小野花匠園の代表取締役 小野政道さんにお話を伺いました。小野さんは、そのほわっとした雰囲気とは裏腹にアツい想いを持っています。
震災後「どうやったら継続的に人に来てもらえるか?」と考えていた小野さん。まず始めたのがボランティアの方たちに農業の手伝いをしてもらい、その様子をソーシャルメディアを使って発信していくこと。遠くの人たちや、一度ボランティアに来た人たちに向けて発信することで小野花匠園のファンを増やしていき、結果として何回も支援に来てくれた人もいるとのことでした。さらには小野さんのところに来た人たちに農業だけでなく、漁師の友だちのところで漁業を体験させ、その漁師さんともつながっていくようにしていったそうです。つながりを大きな輪にして、支援から観光への変換を考えているのだそうです。

もう一つ考えいてるのが安定した販売と継続した雇用です。震災直後、厳しい中、何とか世話をして6月からトマトを出荷したそうですが、そこにはいつまでも物資などの支援を受けているのではなく、少しでも早く自立したいという強い思いがあったからだそうです。しかし問題は市場に出荷すると買い付けする人もいないし値段に波があるということで、小野さんは直接販売する方法を模索し、まず全国に向けてインターネット販売を開始しました。また直接お店との契約をして、安定した販売で雇用を増やす努力をしていったそうです。石巻、一関、佐沼などに契約を増やしていき先が見えて来たので今年の2月に株式会社を立ち上げたとのことでした。小野さんのように若い人たちの発想力により町がさらに活性化して行くことを期待したいと思います。
株式会社 小野花匠園

レポート:加藤隆介|情報レンジャー@宮城