大熊ふるさとまつり・会津

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大熊ふるさとまつり・会津

会津若松市 - 2013年10月05日

震災後、第3回目になる「大熊ふるさとまつり」が行われた。会津若松市松長近隣公園応急仮設住宅内で行われたイベントは、あいにくの雨にも関わらず地元を懐かしむ町民らが訪れた。

イベントでは、キャラクターショー・ふるさと紙芝居・劇団いばらきに演技による水戸黄門、そして歌手のさくらまやさんらのステージ披露が行われ、渡辺利綱町長もステージで挨拶し、「放射線の低線量地域の除染を進め、帰れる環境を整えたい」とし、平成26年度完成予定の災害公営住宅ついての説明を行った。訪れた人達は、出店とステージ演技などと共に思い思いの時間を楽しんでいた。
イベント出店者の会津若松市の葵高校2年生の柴野佑奈さんは、クラブ活動で高校生の朝食推進のため、自作で簡単みそ汁の配布を行っている。今回活動の幅を広げ、地域の方や避難している大熊町の方々にきちんと朝食をとっていただきたいと、手軽に飲めるみそ汁をクラブメンバーで作り、「フリージングみそ汁」を100食分無料配布した。
「ボランティアの皆さんのご支援によって震災後、第3回目になる大熊町ふるさとまつりが開催できた。懐かしい顔ぶれが集まるよい機会となった」と、大熊町商工会の蜂須賀禮子（はちすかれいこ）会長。郷里の友が、一同に集えるお祭りはいいものだ。新しい家族も増えたり、おじいちゃん、おばあちゃん親戚や近所のおじちゃん、おばちゃんと久しぶりに再開したり。来月は11月9日は、いわき市好間工業団地内の大熊町役場いわき連絡事務所前の駐車場で同様のお祭りが開催される。