安田 希代美
福島県郡山市出身 ブログと体を鍛えることが趣味の天然石アクセサリー作家 主婦歴23年の諦めない40代
安田 希代美
福島県郡山市出身 ブログと体を鍛えることが趣味の天然石アクセサリー作家 主婦歴23年の諦めない40代
千葉 胤典
福島県田村市出身 筋トレ本が好き、ちょっとメタボな30代。
鈴木 里美 (~2014.3まで)
福島市出身&現在住 放浪渡豪経験のある、歌とコミュニケーションが大好きな人間W@TCHER & 傾聴M@NIA
西澤 拓真 (~2013.8まで)
福島市出身 デジタルガジェット大好きいつもネットにつながる事が生き甲斐のインドア一番下っ端の20歳
石塚 通 (~2013.3まで)
福島県郡山市出身郡山在住 犬と子どもとわが町大好き!常にポジティブグラフィックデザイナー
小野 清隆 (~2013.3まで)
福島県伊達市出身 二匹の愛犬 プリンとラブを連れてキャンピングカーで日本一周を夢見る50代
渡部 克彦 (~2013.3まで)
福島県会津若松市出身 無口 慎重派 興味を持ったことに時間を忘れて没頭する子ども溺愛親父
浪江町 - 2013年10月01日
浪江町の沿岸部、請戸付近を周辺した。未だ一般の立ち入りが規制されているこの辺りは、2年半前の震災時から手付かずのまま。
コスモスが道端に咲き、秋の訪れを感じる道路も道を進めるに従って、周りの風景の異変に、切なさで覆われる。最低限、大きな道は自衛隊の歩道整備によって確保されている。しかし次第にオウトツやくぼみ等が激しくなる。辺りは雑草が生い茂り、犬とも違う、狐のような動物も駆け抜けていく。
海岸すぐそばの請戸小学校の看板は、津波により倒され当時の状況を彷彿させる。集会所脇のモニタリングポストは、0.071μSv/hを表示。周辺の家屋や建物、橋、震災直後の状態。陸地に上がっている漁船も、数多く見受けられた。瓦礫などは、道端に片付けられずにそのままある。
海岸の写真を撮影しようとし、道路から海岸線に直接行けず、機材を担ぎ車を降りて歩き進める。雑草が私の身長(160cm程)以上に太々と生長しており、なぎ倒しながら足下のぬかるみに、はまるほどの状態で海岸線まで進む。海岸線にたどり着くと、台風の影響で荒れた海がゴォ~という音とともに、高波となっている。あの日あの時、この海が何メートルの高波となって押し寄せてきたんだろう、と想像を巡らせると、胸が強く締めつけられた。
このエリアも、津波により多くの家屋や店舗などが流されている。そして、大切な命さえも奪われたのだ。道端に集められた墓石も悲しそうに町の様子をみつめていた。この震災から2年半。地震、津波、原発事故、そして、避難を強いられた福島の原発付近の場所。辛い歴史の一幕を我々は、しっかりと受け止め、歩まなければならないと、この光景が教えてくれる。
レポート:鈴木さとみ|情報レンジャー@福島