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きっかけバス47 in 福島

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きっかけバス47 in 福島

福島市 - 2013年09月10日

【きっかけバス47】とは、運営も学生が中心になって行っている助けあいジャパンのプロジェクトのひとつ。

このプロジェクトの資金は、クラウドファンディングを利用し305人の支援者からの資金503万円を元手に47都道府県から47名の代表の学生を集めた。一台のバスに47名が乗り込み、被災した岩手・宮城を回り、最終地点の福島まで来たところに伺いました。

3泊5日のみっちりと詰め込まれたスケジュールの最終日は、相馬市の復興レストラン「報徳庵」からスタート。飯舘村、川俣町を経由し、福島市の「除染情報プラザ」に来訪。助けあいジャパン インターン・きっかけバス運営チーム、弥冨彬さんは、今回のバスツアーについて「このバスツアーは支援してくださったの方のおかげで開催できた。本当にありがとうございます」と謝意を述べた。また「今回のツアーで、各都道府県代表学生47名の芯の通った個性と強い思いと非常にエネルギーの強さを感じた。この力が一致団結すれば、東北から各都道府県地域、そして日本が変わるんではないかと思う。必ず次に繋げたい」と、これからの意欲を語ってくれた。

愛媛県代表の瀬戸文香さんは、初めて訪れた福島の原発避難をする飯舘村にて、「(福島の避難地域をバスで通過した時)人がいないけど、自然は生きていて虚しかった。このツアーは、東北をなんとかしたいと思い参加したが、実際来て、現地の人の話しを聞き、命の大切さを感じた。これから自分のため、大切な人のために、防災をしっかり考えたい。今回来てみて東北が好きになった。またその魅力を伝えていきたい」と話す。

静岡県代表の仁田直人さんは、震災後、東北を自転車で旅した時に、もっと学ばなければならないと思い、この「きっかけバス」に参加した。「復興」とはとの問いかけに、みんな答えがでなかったけれど、自分なりに出した復興の答えは「訪れた人達が帰った時に防災について考えて行動すること。静岡にも原発があるので、自分の状況に置き換えてどんな風に災害を防げるか考えたい」と語った。

今回、全国から集結した若き47個の魂が共に東北の被災地に触れ、震災後の軌跡を辿り、現地の人達の経験を聞き、話し合い、互いに学び合って、肌で感じることができた被災地とのつながりを築いた「きっかけバス」は、彼らにとってかけがえのない財産になったことだろう。今後継続して計2000人の学生を被災地に連れて行くというこのプロジェクトを今後も応援し、見守っていきたい。

 

【きっかけバス関連コンテンツ】

助けあいジャパン きっかけバス47

きっかけバス47への想い

きっかけバス47@南三陸

 

レポート:鈴木さとみ|情報レンジャー@福島