安田 希代美
福島県郡山市出身 ブログと体を鍛えることが趣味の天然石アクセサリー作家 主婦歴23年の諦めない40代
安田 希代美
福島県郡山市出身 ブログと体を鍛えることが趣味の天然石アクセサリー作家 主婦歴23年の諦めない40代
千葉 胤典
福島県田村市出身 筋トレ本が好き、ちょっとメタボな30代。
鈴木 里美 (~2014.3まで)
福島市出身&現在住 放浪渡豪経験のある、歌とコミュニケーションが大好きな人間W@TCHER & 傾聴M@NIA
西澤 拓真 (~2013.8まで)
福島市出身 デジタルガジェット大好きいつもネットにつながる事が生き甲斐のインドア一番下っ端の20歳
石塚 通 (~2013.3まで)
福島県郡山市出身郡山在住 犬と子どもとわが町大好き!常にポジティブグラフィックデザイナー
小野 清隆 (~2013.3まで)
福島県伊達市出身 二匹の愛犬 プリンとラブを連れてキャンピングカーで日本一周を夢見る50代
渡部 克彦 (~2013.3まで)
福島県会津若松市出身 無口 慎重派 興味を持ったことに時間を忘れて没頭する子ども溺愛親父
本宮市 - 2013年09月01日
本校には一度も通ったことのない、浪江高校サテライト校39名の生徒自ら「文化祭を行いたい」と、避難後に初めて開催する夢が叶いました!現在、高校の場所は本宮高校敷地内のテニスコートに、プレハブ校舎が建設されています。文化祭は1年生が故郷再発見のパネル展示など学生らしい内容、2年生は結果がパソコン画面と連動したボーリング、3年生はお化け屋敷です。当日は最高の青空の元で【青浪祭】を楽しむ姿が見受けられました。
案内役の佐藤 肇 校長先生を取材しました。震災前は約300人の生徒が高校に通っていましたが原発事故で避難となり、平成23年3月22日から4月22日までの窓口は岩瀬農業高校、同5月9日より「安達高校」と「いわき市」にサテライトが開校、平成24年4月1日より現在の本宮高校に2校が集約されました。本宮市には浪江町の仮設住宅が数カ所あることなどから決まりましたが、生徒は県内各地から不便な仮設校舎に通っています。学年は各1クラスで体育館や校庭は本宮高校と共同使用、当日も第一体育館で行われたステージ発表には、本宮高校生も訪れていました。
生徒会長の半谷竜磨君にも話を伺いました。「文化祭を通じ、先生や地域の皆さんに感謝し元気を発信する機会にしたい」と。つい先月も市内の公共施設を使い、音楽部の発表会が行われたりしており、本宮市民との連携行事も多い土地柄です。福島県の県立高校は3年に1度文化祭が行われますが、設備の整っていないサテライト校で文化祭を開催するのは容易ではありませんでした。しかし浪江や本宮商工会が出店協力したりして沢山の人が協力し開催に漕ぎつけました。
彼達は設備が整った別の県立高校に通う選択肢もあったはずですが、殆どが双葉郡内の出身者ということもあり地元を誇りに思い、敢えてサテライト校を選んだようです。帰り際に校長先生から【幸あるわれら】と題された震災と原発事故の体験記を頂きました。読み進めてみると大部分の生徒が避難所暮らしを経験し、友を失った者、震災前の自分の言動を後悔したが、受け入れ先で親切にされ希望を見いだした事などが赤裸々に書かれていました。いつか浪江町に帰れる日を夢見て濃い10代を過ごしている学生の手作り文化祭は、先生や地域社会の協力の元、皆さんの心に何時までも残る素晴らしいものでした。
浪江高校:ホームページ
レポート:安田 希代美 |情報レンジャー@福島