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相馬野馬追2013

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相馬野馬追2013

南相馬市 - 2013年07月28日

念願叶いやっと来れた!小学生の時に見た勇壮な野馬追が忘れられず、震災で多くの犠牲者と馬の被害に心を痛めていました。国の重要無形民俗文化材に指定されている相馬野馬追が、昨年に引き続き例年と同規模で開催され、祭り中日の7月28日には、一部で避難生活を送っている騎馬武者達の、威風堂々とした姿が祭場地周辺で繰り広げられました。

一千有余年の歴史ある祭事一日目は出陣と総大将軍お迎え、宵乗り競馬が行われ、取材当日は「お行列」と呼ばれる騎馬隊が3km先の雲雀ヶ原まで向うことからはじまります。祭りを司る神社は3つで、相馬太田神社に供奉する中ノ郷(南相馬市原町区)、相馬小高神社に供奉するは小高郷(南相馬市小高区)、標葉郷(浪江町・双葉町・大熊町)、相馬中村神社に供奉するのが北郷(南相馬市鹿島区)、宇多郷(相馬市)となっており、原発事故の影響を受けた地域が多く入っている事も特徴です。

ご家族を津波被害で亡くされた方や、馬を流されてしまった方も多く、県外からこの日の為に帰省した人や、馬を借りてくる等の苦労があり、当日の朝に初めて乗馬した人も見受けられました。野馬と名がついているとは言え、競馬を引退した名馬も出場していると聞きます。実際に見物してみますと毛並みの良さ足の筋肉の付き具合も最高で、祭事の為に大事に飼育している様子が伺えました。

呼び物の神旗争奪戦は、500余騎の騎馬武者が3種類の旗を目がけて勇猛果敢に争います。獲得するたび会場からは大声援が起こり、落馬や離れ馬のハプニングも多かった様です。観光客は昨年より約3,000人多い約45,000人が訪れ、駐車場では県外ナンバーが約半数を占め大型観光バスも見受けられました。

かつては馬を敵将軍に見立て野馬を追い馬を捉える軍事訓練として又、捉えた馬を親善に奉じる祭社として行ったのが始まりと言われる行事を女性も活躍していたのが驚きと共に、威風堂々と勝ちどきを掲げるさまは、復興への狼煙を上げたように感じました。

レポート:安田 希代美 |情報レンジャー@福島