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安田 希代美
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松川浦 復興チャレンジグルメ
相馬市 - 2013年07月04日
期間限定「復興チャレンジグルメ」と銘打った丼は今回で4回目、9月1日まで相馬市松川浦の11店舗が参加しています。日本百景の一つ松川浦は潮干狩りや海水浴、釣り客や忘年会などの団体客でお客さんが途絶える事がない人気観光地でしたが、震災後に状況が一変しました。津波で大打撃を受け、原発事故の影響で地元海産物の殆どが漁を自粛。そんな中でもサンマやタコ、小女子（こおなご）等一部は放射性物質が検出されなくなったことから水揚げが始まりましたが、未だに厳しい状況が続いています。
観光振興グループで、お食事処『たこ八』の小野芳征 代表に話を伺いました。1回目は復興チャレンジ丼、2回目は秋の食彩祭り、3回目は冬の食彩祭りと続き「旅して応援」の意味合いからも人気でしたが、昨年までは相馬や広野火力発電所再開の為に作業員の人達が長期宿泊、一部の旅館が一杯だった事もありますが、今年になって観光客を含めたお客さんは減少傾向です。
この日お伺いしたのは5店舗。
◆お食事処たこ八：たこ八のホッキ三昧 1890円（11:00～15:00・17:00～21:00 不定休）
◆トモエ屋旅館：お好み ちりめん丼 950円＊要予約（11:00～14:00 無休）
◆賀都屋（かどや）旅館：んだげんちょ丼 800円 （12:00～14:00 不定休）
◆旭亭：あさりご飯定食 1050円 （11:00～15:30 定休日水曜 ）
◆旅館いさみや：一念ホッキ丼 1180円（11:00～14:00＊限定20食土日祝のみ。平日も人数がまとまれば可）
どのお店も津波で壊滅的な被害を受けながら、力強く営業をしていたのが印象的でした。ホッキ貝やアサリなどは県外産を使っていますが、本場だけのことはあり素材の持ち味を最大限に引き出す調理法です。何より格安で栄養面も工夫が見られました。復興を助ける意味からも皆さんに食べて貰いたいのですが、食べた人が元気になるような定食です。
1泊2食付で1名6,500円から宿泊できる旅館もあります。早目に到着し昼ごはんで復興丼、翌日もチャレンジグルメの店巡りもお勧めですよ。これだけの内容ですから、要予約や土日祝日限定20食の店などもあります。7月31日までは5店舗で応募できるスタンプラリーも開催されています。
各店の詳細情報や他の参加店情報は、松川浦観光振興グループHPをご覧ください
レポート：安田 希代美 |情報レンジャー＠福島