木村 敏之
先々に繋がるきっかけになる情報を提供できればと思います。
木村 敏之
先々に繋がるきっかけになる情報を提供できればと思います。
三浦 淳 (~2014.4まで)
岩手県出身仙台市在住 肴と魚を求めて海を彷徨う釣り人
加藤 隆介 (~2014.4まで)
宮城県出身仙台市在住 他人の幸せを撮り続けている中年独身ブライダルカメラマン
坂本 恵一 (~2013.3まで)
宮城県矢本町(東松島市)出身 丸刈りの似合う38歳 今までの合計で地球25周は運転した男
網野 武明 (~2013.3まで)
宮城県名取市出身仙台市在住 粉雪をこよなく愛する庭木の剪定が上手なグラフィックデザイナー
太田 和美 (~2013.3まで)
宮城県仙台市出身在住 大きなものをつくりたがる小柄で童顔なクリエイター
石巻市 - 2013年06月27日
「石巻に、こんなに美味しいものがあったんだ」
日本GE社で行われた「企業マルシェ」内の一角には原料を選び抜いた無着色のたらこ、身がおどろく程やわらかい「真穴子寿司」、脂がのった「金華鯖味噌煮」、ジューシーな肉厚な「わかめ」、エビ風味のにらの香りが香る「にら饅頭」が並び、社員の方々も試食をして、買い求める姿が印象的だ。
「企業マルシェ」は復興庁宮城復興局と石巻商工会主催の地域復興マッチング「結の場」を通じて生まれた。大手企業に伺い「試食会を通じたダイレクトコミュニケーション」「支援企業向けセット商品の企画・販売」、「アンケートを軸とした商品力強化サイクルの構築」等を実施し、被災企業の販売力強化、商品力強化に繋げアンケートを踏まえ、フィードバックすることで継続的な関係構築と活動を進める。
支援事務局のJEBDA新興事業創出機構の鷹野秀征さんに「企業マルシェ」にまつわるお話を聞いた。そもそも「結の場」という被、災地域の企業が抱えている課題を解決するため、大手・中堅企業と被災地域の企業を効果的を繋ぐ地域復興マッチングの取り組みから行われたが、当初は紆余曲折だった。石巻企業が6社、支援企業が11社にのぼり、「企業対企業」の調整は困難を極めたが、鷹野さんら推進役の導きがこの「企業マルシェ」を実現させた。当日、企業マルシェに訪れた社員の方々は試食販売会を通じて石巻の美味しいものに触れ、またトークショーでは販売者側の被災した店舗の話しやその後の歩み、こだわりの販売製品などの話しにも、熱心に耳を傾けていた。
鷹野さんは現在、復興庁宮城復興局・上席政策調査官も兼務する。被災後の地域復興に向け、民、官の両極の立場で石巻復興に向け協同直接販売事業会社の設立をしたいと思案中だ。ひとつの事業体ではどうにもならないことも、地元企業の多くの力で手を携えながらであれば地域経済の活性化、復興も成し遂げられる。今後の鷹野さんをはじめ、「結の場」の民官連携の活動は、予測ができないこの時代にモデルケースとなっていくことだろう。復興のその先、石巻の新しい動きや新しい仕組み作りに期待したい。
レポート|情報レンジャー宮城