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おおくまのフレンチお花見会

「オーシャンゼリゼ~オーシャンゼリゼ~」 フランス楽曲の合唱とともに大人... - 2013年4月21日

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おおくまのフレンチお花見会

会津若松市 - 2013年04月21日

「オーシャンゼリゼ~オーシャンゼリゼ~」

フランス楽曲の合唱とともに大人から子どもまで、楽しい声がこだまする。

4月21日、会津若松市の松長コミュニティーセンターにて、名残雪が降りしきる中でのお花見会が開催された。先着300名にフレンチ弁当と、会津の郷土料理こづゆ、ワインなどが振る舞われた。また会では、フランス人道化師らやシャンソン歌手スブリームさんによるパフォーマンスや歌で会場は大いに盛り上がった。

本会は『ラ・キャラバン ボン・アペチ』オステアーパトリック代表が震災後に在日フランス人、フレンチシェフら22名とともにボランティアで来訪した。震災後から始まった活動は、避難を余儀なくされる方々に「元気になって活気を取り戻してもらいたい」と、現在も続いている。同様に現地取りまとめをしている『がんばっぺGBPふくしま』小川則雄代表も、「福島の人に笑顔を取り戻してもらいたい」と郡山青年会議所など10の組織で構成される同団体で継続的に支援活動やイベントを開催する。

大熊町から避難している塾経営の木幡ますみさんは、こう話す。「参加者の子どもの中には原発事故の避難で両親が離婚し、普段は笑顔がなく辛い思いをしている。普段は笑顔を見せないのがみていて辛い。」という。子どもにとって根底となる家族愛が心の安定につながると思うが、家族のみならず周囲の大人達の不断の支えによって、大人や社会に対しての信頼を得ていくものであろう。今回のような国境を越えた温かい気持ちが確実に大熊の子ども達の「社会への信頼」につながり、将来希望をもって大きく羽ばたいてもらいたいと願う。

ラ・キャラバン

レポート:鈴木 さとみ|情報レンジャー@福島