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ふくしま蕎麦祭りで復興へ

福島市 - 2012年09月16日

9月15日から16日まで、福島市を中心に繰り広げられた福島復興イベントの一つ「ふくしま蕎麦祭り」にお邪魔した。取材したのは二日目で、初日は5店舗で約1,000食を用意したというが、全店が“完売御礼”だったとか。それだけでは済まず初日に二日分を提供したため、この日は急処、早朝午前3時から打ったという店もありながら各店が完売。店の人はもちろん、主催者もこれほどの人出までは予想していなかった。

実行委がこだわったのは参加店全部が同じそば粉を使用することだった。それが福島県産の「会津のかおり」。その名の通り会津の県ハイテクプラザが品種改良に取り組み、誕生したそば粉である、従来のそば粉よりも「香り」「味」「そばらしさ」が格段に良く評判がいい。その地元産のそば粉を振る舞うことで“福島は安全・安心”をアピールしている。

実行委員の福地雅人さんは「福島県は元々おいしいそば処だった。風評被害もあったけど、このイベントを通してさらにPRしていきたい」という。そば粉の値段はなかなか安定しないというが、地産地消を目指して頑張って県内外の人たちに福島のおいしいそばをたくさん食べてほしいと話していた。

レポート:鈴木 里美|動画撮影:小野 清隆|動画:西澤 拓真|情報レンジャー@福島